ポメラニアンからのお近づき／sorn ページ4
仕事が定期で終わった帰りの時やった
今日は別に何の予定も無かったから真っ直ぐ帰って編集でもしようと考えてた。
ワンワンッ！
その時、一匹の子犬が前方から向かって走って来た。その犬は元気そうに声を鳴らして俺の足に擦り寄ってくる。
犬種はあまり街では見かけたことが無いポメラニアンだった。ポメラニアンと聞くと実況で自分が煽りポメラニアンなどと言われているのを思い出すが本物はとても可愛い
「どうしたんや〜お前。1人で来たら飼い主が心配すんで？」
リードも付けてるし毛並みも綺麗だったからきっと飼い犬だろう。見知らぬ男が勝手に撫でるのもどうかと思うがこの可愛いさには勝てない
頭を優しく撫でてやればポメラニアンは嬉しそうに俺の手を舐めてきた。ヤバイ、めっちゃ可愛いやん！
『……あ、居たっ！シオン、勝手に離れたら駄目でしょ！もう』
暫く戯れていると飼い主の登場か
慌ただしくヒールを履いた女性がかけつけてきた。しかも美人
ワンワンッ！！
ポメラニアンも飼い主が来て嬉しそうに尻尾を振る。てか名前シオンっていうんか……なんか名前まで俺と似てんな
『はぁ、はぁ…すみません！うちの犬が迷惑をかけて…』
「あ、いえいえ全然！俺の方こそすいません。勝手に撫でちゃったりして…」
突然頭を下げる飼い主さんに慌てて俺も勢いで謝罪する。迷惑なんてこれっぽっちも思ってない。寧ろ癒されたくらいだ。
『…ふふっ、この子がこんなに人懐っこくなるなんて珍しいです』
「え、そうなんですか？」
『ええ、シオンは飼い主の私以外にはいつも吠えてばっかりで。こんな他の人に寄る姿、今まで見たことがありません』
ね、シオン？と飼い主さんが声をかければそれに答えるようにポメ…シオンは鳴いた。
『さ、もう帰ろうシオン。お兄さんもすみませんでした。気をつけて帰って下さいね』
「あ…ちょ、ちょっと待って！」
『？…はい？』
リードを掴んで来た方向に引き返そうとした彼女を呼び止める。何でか知らんけど、このまま別れたらあかんって思う自分がいた。
「また、此処に来たら会えますか？」
シオンに向けてる優しい顔をまた見たいって思った。もっと仲良くなりたいって思った。
『！…はい、いつでも』
手を振って笑い去る彼女にまた会えると分かると仕事の疲れが吹っ飛んだ気がした。
明日も絶対定期で終わらせてやろう。夜勤になって彼女と会えなくなるなんて嫌やからな！
これが俺とAが初めて会った出来事
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４６猫 - サチさん» 狂気山脈の動画見た瞬間にこれは書かなくちゃと思い書きました(笑)鬱シャオファンなら見ないと損ですよね！！ (2018年9月2日 14時) (
レス) id: 5195f6436a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - すこ、狂気山脈まで！ (2018年8月28日 3時) (レス) id: 31e0349143 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - ミーさん» 心優しいコメント、本当にありがとうございます！こういったコメントは励ましになるのでこれからも頑張ろうって気になれます。是非是非他のお話も楽しんでいただければ光栄です！ (2018年2月28日 10時) (レス) id: 2e15f71a6c (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 内ゲバパロとても面白かったです!!これから他のお話も読ませて頂きます(*^-^*)応援しています♪ (2018年2月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - 硬いパンさん» こんな自分勝手な作者の作品を見てくださって本当にありがとうございます(/ _ ; )作者自身、パロディ物が大好きでいつかこういうのを書いてみたいなと思い実現させてみたんです！ (2017年11月13日 17時) (レス) id: 22100487fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2017年5月7日 13時
