Sweet Logic／eml ページ19
「Aさんと先生はいつ出会ったんですか？」
「キスは毎日してるんですか？」
「家での先生ってどんな感じですか？」
息つぎもしないでよくいっぺんに喋れるなぁ…
今の若い子って色んな意味で怖いね。
エーミールは私の夫であり大学の教授をしている
そしてこの子はエーミールによく政治についての質問をしにくる生徒、ゆかりちゃんだ。
教授の妻という立場である私はエーミールのサポートをするべく、よく大学へ訪れていた。ゆかりちゃんと仲良くなったのもこれがきっかけである。
「A、コーヒー淹れてきたよ…て、また来てたんだ…ゆかりさん」
カチャリと扉が開いたかと思えば、入って来たのは今私達の話題となっていた張本人、エーミールだった。
「あ、先生。お邪魔してまーす」
『お帰りなさい、あなた』
「君が来るなんて思っていなかったから君の分のコーヒーは無いよ」
「じゃあ先生のを貰います」
「おい」
『ふふふ…ゆかりちゃん、私のをあげるわ。私は家でも飲めるしね』
「やった！ありがとうございます、やはりAさんは優しいですね、どこかのケチな先生とは大違いです」
「おい、さっきから勝手なことばかり言うんじゃない。だいたい君が自分勝手すぎるんじゃないか…」
「ええ〜私は勉強熱心なただの大学生ですよ」
「ならあまりAを困らせないでくれ…彼女だってここに遊びに来てるわけじゃないんだぞ」
大げさな溜息をついてエーミールも私の隣に腰掛ける。ゆかりちゃんは早速彼が淹れてきたコーヒーを上品に啜った。
「……先生って、Aさんがいる時は口当たりが柔らかいですよね」
「……んっ！？ゴホッ！！」
『ちょっ、エーミール！？大丈夫！？』
よほどゆかりちゃんの発言に驚いたのか、エーミールは盛大にむせてしまった。顔も火傷してるかのように赤くなっている。
対してゆかりちゃんはニヤニヤ顔
「おやぁ〜先生？図星ですか？」
「ゲホッ、ゴホッ……ゆかりさん、今日はもう戻りなさい」
「え、嫌で
「帰 り な さ い」
……はいはい、分かりましたよ。Aさん！また今度来ますね、その時ことはちゃんと裏の先生について教えてくださいね」
『う、うん。またね、ゆかりちゃん』
コーヒーを飲み干して彼女は部屋を出て行った。
まだエーミールの顔はほんのりと赤い
「……妻の前では、優しく振る舞いたいたくて当然でしょ…」
そんな、彼の呟きは誰の耳にも聞こえなかった
嗚呼、素晴らしきニャン生／grpn→←大好きな姉ちゃん／sorn
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 371人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
４６猫 - サチさん» 狂気山脈の動画見た瞬間にこれは書かなくちゃと思い書きました(笑)鬱シャオファンなら見ないと損ですよね！！ (2018年9月2日 14時) (
レス) id: 5195f6436a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - すこ、狂気山脈まで！ (2018年8月28日 3時) (レス) id: 31e0349143 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - ミーさん» 心優しいコメント、本当にありがとうございます！こういったコメントは励ましになるのでこれからも頑張ろうって気になれます。是非是非他のお話も楽しんでいただければ光栄です！ (2018年2月28日 10時) (レス) id: 2e15f71a6c (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 内ゲバパロとても面白かったです!!これから他のお話も読ませて頂きます(*^-^*)応援しています♪ (2018年2月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - 硬いパンさん» こんな自分勝手な作者の作品を見てくださって本当にありがとうございます(/ _ ; )作者自身、パロディ物が大好きでいつかこういうのを書いてみたいなと思い実現させてみたんです！ (2017年11月13日 17時) (レス) id: 22100487fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：４６猫 | 作成日時：2017年5月7日 13時
