僕のこと、好きでしょ？【 -青- 】 (ページ7)

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『いや結局劇か、...。』

こ「僕とやるよね？主役とヒーロー、」

　『まだ言ってんのかい』

...

　『ねぇ、ころん、劇って...白雪姫、？」

こ「Aは魔女がお似合いだよ」

さ「目付き悪いしねー」

萌え袖の手で口を抑え、ニコニコと笑うさとみさん。
ほぼ初対面に向かって言うことではないでしょうと少し引いてしまう。

　『まぁ、魔女似合うんじゃない？』

そう適当に言うと、ころんは少し顔色を変えて口をぷくっと膨らませる。

　『ん、どうしたの？』

ころんの顔を覗き込んで聞いてみると、
はっ。と何かを思いついたように目を開き顔をじわじわと赤らめる。

こ「はぁああああああ？！」

隣で大声で叫ぶころん。
さとみさんの方を見ると相変わらず変な笑い方。

ころんは何かを考えつくと、私の手を取りキラキラと目を輝かせる。

こ「Aは主役が似合うよ」

　『いや急すぎ、』

さ「あ、じゃあ実行委員に伝えておこうか？主役とヒーロー決定って」

ころんの案にのったのかもう決めようとするさとみさん。

　『え、ちょっちょっと？！』

さとみさんを止めようとするがころんに手を取られここから動けない。
力強いなぁ、...。

離してよところんに言い続けると力を弱めまた頬を膨らませた。

　『今日のころん、なんかおかしくない？私なんかした？』

手を離し、なんかごめんねと呟きながら頭を撫でる。

下を見、ころんの方を見ると微かに微笑んでいるころんの姿が見えた。

こ「ううん、...だい、じょうぶ...、」

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