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何もなかったとは言えない夜を過ごした次の日。
以外にも私の体はいつもどうり。いつもどうり少しダルい。
まあ昨日ウザイくらいにイベントがあったわけなので今日はきっと…
「A！」
はいお疲れ様でした。私の平穏は今消えた。
「おはようぉ！」
顔布がズレた隙間から見える、淡いピンク色の瞳と心からの笑顔がチラついて、ムカつく。
よく通る声は、嫌でも私の耳に届いた。
『……おはよ、ございます』
「登校かぶるの初めてやねー！一緒に行こうや！」
『……うっす』
このぐいぐいくる空気の読めなささホントに…
今、精一杯イヤな顔してるつもりなんですけど一切取り合って貰えないのほんとクソ
「最近どお？同じクラスにゾムとシャオロンおるやろ？うるさいよなアイツら。俺もよくからかわれるんやけどホンマウザイねん。いつまでも身長ネタ擦ってくるし」
『あはは…』
当たり前のように隣を歩き、距離を詰めてくるところほんとに恐怖しか感じない。
普通だったらこんなシチュエーションをゾムやその他もろもろが許すはずもないのだけど、あいにく登校時
間だけは私が唯一フリーの時間なのだ。
というかゾムがちゃんと登校するとか数えるくらいしか見た事ない。
「あの二人一緒になるとウザさ倍増やで？！Aに迷惑してへんか心配やわー。うるさいやろ？」
『まあ…』
だからこそ会わないように時間ずらしてたんだけど…
「Aこの時間に来てるんやね？合わせるから一緒に登校しようや！」
『いやー…今日はたまたま…』
はいもう気持ち悪い。
このやり取りもう何十回とやってるんですヨネー。
私が何回お前のせいで起きる時間とかバスの時間とかずらしたと思ってんの？
「ふーん…あ、今度生徒会に遊びきてや！うるさいかもやけど…」
『あ、遠慮します』
それにしても聞いてないのによくベラベラと回る口だなぁ…
あと地味に身の回りを把握されてるの怖いんだけど。
「でも、ちゃんとヤなことあったらゆうんやで」
『んー…』
どうでも良さそうに相槌を打つ。
あー…早く学校つかねぇかな…
「ちゃんと聞いとる？最近チーノになんかされたらしいやん」
『っ…』
反射で体が震えた。
一瞬で意識を会話に移し、真横を歩くロボロに顔を向けた。
私は頭をフル回転させ考えた。
なぜ知っているのか。でもなく、どうしてそんなことを聞くのか。でもなく。
誰がバラまいたのか。ということを突き止めるため。
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猫(プロフ) - 読んでてとても面白かったです。続きがすっごく気になります！ 作者様！どうか、続き書いて欲しいです！ 無理しない程度に頑張ってください！！ (2021年10月13日 9時) (
レス) @page30 id: 20fdbcd504 (このIDを非表示/違反報告)
[ ] - ペパーミントさん» 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2021年5月9日 14時) (レス) id: 44a1044c1a (このIDを非表示/違反報告)
ペパーミント(プロフ) - モカさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年12月30日 19時) (レス) id: d3683f6e2c (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - どちゃくそタイプな物語でした…！こんなにも面白い物語をありがとうございます!!! (2020年12月30日 14時) (レス) id: 8016636dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ペパーミント(プロフ) - 天の河さん» そんなに気に入っていただけるとは…ありがとうございます！ (2020年12月28日 22時) (レス) id: d3683f6e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペパーミント | 作成日時：2020年12月27日 15時
