この人なんで総統やってんの？ ページ26
「悪魔の中には他にも印があってな」
あ、大先生はスルーですかそうですか
「《独占印》と言うものがあるんだ」
『ドクセンイン？なにそれ？』
「そうだな…簡単に言えば結婚の証みたいなもんだ。人間も婚約指輪なるものを身につけるだろ？」
『あー…だいたい理解した』
てかお前らの世界に結婚っていう概念があるんだね
初めて知ったよ私は
「で、印というのは基本的に一つしか付けれない。」
『うん…ん？』
「つまりは、ゾムはもうAに所有印を付けてしまった」
『お、おう…え？じゃあつまりは…』
「Aが人として生を終えるまで。つまりは死ぬまでゾムは結婚することが出来ないんだ」
なんちゅうことしてんのこいつ！？
『え…ゾムはそれでいいの？』
「ん？さっきも言ったやん。どこの誰と知らんやつといるよりAとおるほうがええもん」
サラッとプロポーズみてえなこと言われても全く心に響かないのは多分私がおかしい訳では無いと思う
多分ね。
『いや、お前がいいなら私はなんも言わないけど…で、トントンが発狂してんのはなんで？』
「あぁ。これでもウチの国は戦争が強くてな！」
『ふーん』
そこら辺は興味ないんで。はい続けてどうぞ
「む…これでも婚約話はかなり多く舞い込んでくるんだ。それは俺に限ったことじゃない。
幹部であるコイツらも、前線で活躍した功績やら、外交やらでそういう話は多く来る。もちろんゾムもだ。」
『うっわ……』
先が見えたぞ。おいやめてくれ
「むしろゾムはウチの最大のと言っていいほどの戦力だゾ。単体で張り合えるのはウチのショッピくんぐらいだ。
もちろん婚約話も多い。Aが来る前はそりゃ女の泥沼で荒れたもんだ！」
「ゾムさん潔癖やしな」
「俺は大先生とはちがうからな」
え？お前潔癖症なの？あれ？あの時の私血にまみれてなかったっけ？
なんで私を連れてきたの？？？
そんな驚きを無視してグルッペンが話を続ける
「で、そんなゾムが印を付けたと知られてみろ」
『あー…うわ…だいたい分かった。うん。めんどくさいな』
「そういう事だ。トン氏の仕事がさらに増えるだろうな」
『…かわいそ……』
増えるのは仕事だけ→←なんか大切なこと言われた気がしたけどよくわかんないってさ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 856人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pandapanda216(プロフ) - これの続き見たい (2021年2月18日 14時) (
レス) id: 9fe8803e94 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - これの続き（？）のpi君の奴最高ですね！！！！既に！！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
音斬湊(プロフ) - 最終回だった…取り敢えず完結おめです！続き読みたいです！番外編か続編希望です！！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - うわお。まさかの最終回。有難うございました。ほんとに。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 面白い！足りない！もっと続きが読みたい！！続編希望めう！！！ (2019年8月9日 15時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リラ | 作成日時：2019年6月4日 20時
