今でも大切に想ってる。＊岩田剛典

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広臣Side



新曲のダンスの振り付けがほとんど完成し

皆で帰る支度をしている

メンバー全員Aちゃんとの撮影を

羨ましがってる中

岩ちゃんはなにも喋らない

具合でも悪いのかな？



『じゃ俺先に帰りまーす
　お疲れ様です』

メンバー「「「「「「おつかれさまー」」」」」」



皆に手を振りトレーニングルームを後にする

バックの中からスマホを探す

スマホの電話帳に一つだけ輝いてみえる

名前、 神崎Aちゃん の文字

俺は期待を胸にAちゃんに電話をかける


〜♪〜♪〜♪〜♪


なかなか電話に出ないAちゃん

仕事中かな？迷惑かな？俺のこと嫌いなのかな

電話を切ろうとしたとき



A「はいもしもし登坂さん？」

『あっAちゃんこんばんは
　仕事中だった？ごめんね？』

A「いや、今帰ってるところです
　 スマホ鳴ってたんですけど
　 どこにあるか分かんなくて」



へへって笑う可愛らしい君の声に

つられて笑顔になる俺



『ははっ、可愛いね』

A「・・・・登坂さんからかわないでください」

『からかってないよ？
　電話したのは言いたいことがあってさ」

A「はい、なんですか？」

『来週いつ空いてる？
　一緒にどこか行こうかなって思って』

A「来週だと水曜日オフなんですけど・・
　 空いてないですよね？」

『えっ俺も水曜日仕事ないからその日でいい？」

A「えっと・・」

『Aちゃんも忙しいと思うし用事なかったらで
　いいよ？返事待ってるから、気を付けて帰ってね』

A「あっはい、では失礼します」


ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟー


電話が切れてからも俺の顔から笑顔が消えない

神様、どうか来週Aちゃんに会えますように




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