今でも大切に想ってる。＊岩田剛典

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こんなに胸が締め付けられる痛み

剛典と別れた以来なかった

でも私が浮かれすぎてた

物事もすべてうまく行ってた

また剛典に会えるのが嬉しかった

でも神様はそんなにあまくないよね



そう思うだけで涙があふれ出てくる

頑張ってタクシーの運転手さんに

気付かれないように涙を抑える

バックの中のスマホはさっきからずっと鳴っている

絶対剛典からだ



この状態で剛典の声聞いたらもっと泣いちゃうし

私の口から良くない言葉が出ない保証はない



運転手「お客様着きましたよ」

『・・あ、りがとうございます』



そう私はお金を渡しタクシーを後にした

すぐマンションに入りエレベーターに乗る


マンション25階に到着すると走って

自分の部屋の鍵を開け、トボトボとリビングに向かう

ソファーに腰を掛けた時

一人になった、泣いても誰にも見られない、

ずっとさっきから我慢してた涙が一気に零れ落ちる



『もう、苦しいよ・・・』




自分が悪いんだよ・・・A



〜♪〜♪〜♪〜


さっきやっと静かになったスマホがまた鳴り始めた

ふと視線をスマホの画面に移すと

そこには‟臣”の文字

勝手に応答ボタンをタッチしてしまった




広臣「おっもしもしAちゃん？」



低くて優しい声が電話越しに聞こえる

なぜか臣の声を聞くとまた涙が溢れ出てくる



『も、しもし、お・・み？』

広臣「えっ？！？！Aちゃん泣いてるの？どうした？」

『うっ、なんでもな・・い、』

広臣「なんでもなくねーだろ？今から行くから
　 15分で着く。25階だったよね？部屋番号は？」

『11・・号室』

広臣「分かった、着いたらまた電話する」



私の返事も聞かないまますぐ電話を切る臣

部屋も暗いままソファーに座る私




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