今でも大切に想ってる。＊岩田剛典

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『なに、これ？』



トランクを開けるとそこには綺麗な白いリボンで

ラッピングされてる黒い箱、

よくみると・・・・CHANEL？！？！？！？！？




広臣「俺からのプレゼント、
　 今日はAちゃんの久しぶりの休みなのに
　 俺と一緒に出かけてくれてありがとう」

『えっ！シャネルなんて高いの受け取れないよ、
　それにお礼言わなくちゃいけないの私だし」


私はひっしに手と頭を横に振る

ブランド品なんて気安く受け取れないよ


広臣「いいから、受け取って？お願い？」

『でも・・』

広臣「せっかく買ったのに、Aちゃんが
　 受け取ってくれなかったら捨てることに
　 なっちゃうし」


悲しい顔をしてそう私をみつめる臣

そんな顔して言われたら断れなくなっちゃうじゃん


『・・・あ・りがとうございます』

広臣「あと、これ」



そして臣は私の目の前に

小さな綺麗なバラの花束を差し出す



『わぁー綺麗』



思わず笑みがこぼれる

数ある種類の中でも私は一番バラが好き

すごく綺麗なピンクのバラ・・



『こんな私なんかのために
　いっぱいしてくれなくていいのに』

広臣「だから俺からのお礼だから、
　 なにも言わずに受け取って？
　 それにAちゃんだからここまでするの」


私を真剣にみつめてニッコリ笑う臣

そんなこと言われたら意識しちゃうじゃん


『本当にありがとうね？臣』


そう私が言うと臣はうつむいてしまった


『私なんか変なこといった？』

広臣「その顔で言われたら照れる」

『なにそれ？照れてたの？可愛い』


私は臣の可愛い反応を見て笑ってしまった

いつもクールな雰囲気なのに


広臣「からかうな」


下を向きながら笑顔でそういう彼が

どうしても可愛い子供にしか見えない私


『ごめん、ごめんもう言わない』

広臣「Aちゃんも明日仕事だから送ってくよ？」

『うん、ありがと』


照れ隠しのためか話題をすぐ変える臣

その後私達は車に乗り込み私のマンションへと向かった

仕事も楽しいけどやっぱり休みの日出かけるのも

すごくいい気分転換になる

いつも休みの日は家でゴロゴロばっかりだったからな

明日から仕事がんばろう



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