今でも大切に想ってる。＊岩田剛典

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綺麗に陳列されている洋服を一つ一つみる

これ剛典が好きそうだな

そう勝手に考えてしまう自分がいる



だめ だめ だめ



剛典に会うのは多分あれが最後



広臣「じゃAちゃん行こっか？」

『うん』


今日は楽しまないと・・





その後は海が見えるお店でランチを食べて

すごく綺麗な映画館で洋画をみて

そのあとはハワイのパンケーキを一緒に食べた

そのあとは夕日と海が綺麗に見える場所までドライブ



そして今、都会がすべて見えるんじゃないかってくらい

夜景がとても綺麗な場所で食事中



『わーすっごい綺麗』

広臣「でしょ？Aちゃんに見せたかった」

『登坂さんいつもこんなとこで食事してそうだもん』

広臣「それはAちゃんの方だよ、
　 あとさ、登坂さん呼びやめてくれない？」


そういって笑う登坂さん


『じゃなんて呼んだらいいの？』

広臣「んーー ひろおみ がいい」

『なんか恥ずかしい、じゃひろさんは？』

広臣「それ俺たちの社長HIROさんとかぶってるから」

『じゃー臣さん』

広臣「やっぱり皆 臣 に辿り着くのか、
　 じゃせめて 臣 にしてよ」

『じゃ今日から臣ね』

広臣「はいはい、あとさAちゃん？」


いきなり真剣な顔をする登坂さ・・じゃなくて

臣。


広臣「一つ聞きたいことがあるんだけど、いい？」



なんか嫌な予感がする・・

心臓の鼓動が段々はやくなる



『・・・うん、なに？』

広臣「岩ちゃんのことなんだけど」



嫌な予感は見事的中、なんで剛典のこと？

まさか私達の昔の関係知ってるの？



『何を私に聞くの？』

広臣「岩ちゃんとAちゃん昔付き合ってたの本当？」



知られてしまった、私たちの関係

マネージャーにも、仲良くなったモデルの子達にも

誰にも言ってない

唯一知ってるのは私の親と昔からの親友の愛梨だけ

もう臣には隠せないか・・


『うん・・なんで知ってるの？』


私は返事をしうつむく



広臣「岩ちゃんに昨日聞いた」



昨日？まさか収録の後？

なんで剛典言っちゃったの？



『・・・』



少し長い間沈黙が続いて

私はゆっくり口を開ける



『それは・・』

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