校長室にて。 ページ25
「……ボクの寮生が…申し訳ありませんでした。」
学園長室にて。
ハーツラビュル寮の寮長であるリドル・ローズハートは、学園長…クロウリーに深々と頭を下げていた。
時間は放課後。外では部活動に勤しむ生徒たちの声がかすかに聞こえる。
頭を抱えた学園長はくたびれた様子で椅子に座っている。
「いえ、ローズハートくんが悪いわけではありません。
厳密に言えば、ストロンボリくんはハーツラビュル寮生ではありません。
今はあくまでも仮入寮なので。」
「しかし…」
「……」
額を抑えていた手とは反対の手で、リドルの言わんとしている言葉を遮るクロウリー。
「…その、大まかな話は伺いましたが…何があったんですか？」
「……」
クロウリーの口から語られたのは、今日の昼休み、学園内のとある廊下での出来事だった。
「生徒同士がケンカをしている」と呼び出されたのは、午前の授業が終わって間もない時間だった。
生徒同士のいざこざなど日常茶飯事だというのに、わざわざ教員を呼びつけるとは
もしかしたらただ事ではないのかと、念のため現場に向かったクロウリー。
そこには、泡を吹いて倒れる血まみれの２人のサバナクロー寮生と、
同じく血まみれのA・ストロンボリとピースだった。
既に野次馬に囲まれ大勢の目に晒されているにもかかわらず、
Aは気を失っているサバナクロー寮生を殴り続けていた。
はっと我に返ったクロウリーは、Aを取り押さえ、何があったのかと問うが、
彼は「僕は悪い子じゃない」「悪いのは僕だけじゃない」と繰り返すばかり。
一方Aと共に暴力行為に及んでいたピースは狂ったように
高い声で笑いながら、その細い腕や足を振り回し、押さえようとしている教員の腕をも傷つけ続けていた。
幸い体が軽いAはバルガスが羽交い絞めにし、
ピースに関しては拘束魔法でがんじがらめにすることでようやく事態は収拾した。
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白樺葵(プロフ) - 狂歌さん» 狂歌さん！コメントありがとうございます！ね、なにやら雲行き怪しくなってきました……ｶﾀ((((〇△〇))))ｶﾀこれからどうなっていくんだろう……私も分かりません← (2021年7月8日 10時) (
レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - マルさん» マルさん！コメントありがとうございます！えぇ、遅くなりましたがようやっと本編主人公君の登場です(汗)更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - ヤバいピース何があった…?!不穏な感じしゅき(((全然ピース(平和)な感じがしない！めちゃんこ楽しみですッッッッッ！！ (2021年7月7日 23時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - わっやっとユウくん出てきた〜！続きがきになる〜！更新がんばってください！！応援してます！！！ (2021年7月7日 22時) (レス) id: 92b1393144 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - いよさん» いよさん！コメントありがとうございます！シンプルに嬉しいです！！書き始めた当初はこんなに反響があるとは思わず、軽い気持ちで書き始めたんです(汗)筆者含めて続きがどうなるのか分からないミステリーツアーですが、お付き合いいただければ幸いです(T＿T) (2021年7月6日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年5月19日 11時
