序章７７ ページ29
「Aさん、ちょっとごめんね。」と言いながらオルトが首元のボタンをいくつか外している間に、
僕はAのマジカルペンを抜き取る。
あーあー、魔法石真っ黒じゃん…よくこれでオーバーブロットしなかったな……。
「よし、兄さん、Aさん運ぶからちょっと道あけて〜」
「はいはい。」
今度はAを横抱きにしたオルト。
いわゆるお姫様抱っこよ。世の女の子たちはこれに憧れるらしいですなぁ…知らないけど。
ガラスでも扱うかのように丁寧にAを寝かせ、『快眠マシーン☆スリープ君３世』を起動させるオルト。
以前は結構頻繁に僕が使ってたから、起動のしかたからモード選択から慣れたものだ。
「これで…よしっと。」
スタートボタンをポチっとなしたオルトは、僕のほうを見上げて真剣な顔をして聞いてきた。
「これで大丈夫なの？Aさん、一体どうしたの？」
「大丈夫。ぶっちゃけこれ、食うなり寝るなりしないと治らないものだから。」
「え？そうなの？」
「…オーバーブロット。…の、直前といったところかな。」
「…… …… ……なるほどね。」
その間の中で、色々考えたんだろうな。
「今のAはストレス溜め過ぎた瀕死状態なんだ。
ここまでブロットをためておいてここまで無事帰ってこられただけでも大したものだよ。」
「でも、どうしてAさんはこんなにブロットをためてしまったの？
…あ！兄さんが仕事を押し付けすぎたからじゃないの！？」
なぜそこで拙者に矛先が向けられるのだ…！？
「ち、違うよ！…いや、一概に違うとは言い切れない気もしないでもないけれど！！」
「もう！兄さんは寮長なんだから、ちゃんと与えられた仕事はこなさないと！
いっつもAさんが手伝ってくれるからって、甘えすぎちゃだめだよ？」
「…はーい。」
別になりたくてなった寮長ではないんだけど…って、言っても聞いてくれなさそうだから言わないでおこう。
「…とにかく、僕たちがAにしてあげられることはほとんどないんだ。明日までゆっくり寝れば
多少は良くなるだろうから。あとは『快眠マシーン☆スリープ君３世』に任せよう。」
「…うん、わかった。」
そういうとオルトはAが眠る『快眠マシーン☆スリープ君３世』の傍にちょこんと三角座りした。
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白樺葵(プロフ) - エノさん» そして…！！！ご指摘ありがとうございますぅぅぅぅぁぁぁああ！！なんという盛大な誤変換！！！今の今まで全く気付いていませんでした！！すぐ修正いたします！！全世界のリドルファン並びにツイステファンの皆様に深くお詫び申し上げますっ！！ (2021年7月26日 12時) (
レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - エノさん» エノさん！コメントありがとうございます！うぅぅ…そんなお言葉をいただけるなんて…！まだまだこの世界も捨てたもんじゃないですね…(T△T)！ (2021年7月26日 12時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
エノ - このような作品があるなんて、まだまだこの世界も捨てたもんじゃないですね!!!それと、深紅じゃなくて真紅ではないでしょうか？？間違ってたらスミマセン｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡すべての更新作品、楽しみにしてます!!!!(｀･ω･´) (2021年7月23日 0時) (レス) id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» 合作？！？！おおおおお……初めてのお誘いで嬉しいです……！！ただ申し訳ありません…東方全然分からないのです……(--;)どんな作品を作りましょうか？オリジナルとか、知っているジャンルならできる気がします……！ (2021年3月11日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？東方は知ってます？私は、霊夢・チルノ・魔理沙・大妖精が好きです。 (2021年3月11日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年3月5日 15時
