Bet3. ページ4
「何見てんの？」
「ﾋｭｯ…！だ、だだだだから！急に声をかけるなと…！」
「へぇへぇ悪かったって。で、何見てんの？」
「え、あ、あぁ…なんか、入学式中にねこたん…魔物が出たらしくて。」
「へぇ、そりゃ大変だ。」
「思ってもないお言葉。」
イデアのボソッとつぶやいたツッコミはスルーし、タブレットを覗き込むと、
軽く火の海になった鏡の間。
おいおい、今日は全員式典服姿だろ？燃え移ったら地獄絵図だぞ…
「…で、このちっこい魔物追っかけてんのが、これまたちっこいリドルとアズールか。」
「そうみたい。」
すばしっこく逃げ回る狸を、赤毛と眼鏡が追いかける。
ややあってからリドルの放った首輪が狸に付けられ、決着はついたようだ。
「…なんだつまらねぇ…もう終わりかよ。」
「そ、そりゃ、あの二人相手だもん…あ、つまみ出されてった。」
「…ま、余興としては十分なんじゃねぇの？
…あ、これからひよっこどもが
「そうだね…」
「んじゃ、鉢合わせにならねぇように退散するわ。アディオ〜ス。」
ヒラヒラと手を振って、今度は手でドアを開けて、部屋を出る。
廊下を抜け、自室に戻り、
自慢じゃないが、自作の
鏡の間にあるような大掛かりな転移装置じゃないが、
ギャンブル・ケイジと自室をつなぐことくらいは容易い。
…おかしいな、今日はクローズなんだが…
「オイお前、そこで何してる。」
「ヒッ！」
「…見ねぇ顔だな…
「は、はい！オクタヴィネル寮に配属になった1年生です…！
その…新歓中にトイレに行こうと思ったら迷っちゃって…」
嘘は言ってないみたいだな…おどおどしてるのも演技じゃなさそうだ。
…クソ、ラウンジ側の
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白樺葵(プロフ) - かれーのるーさん» かれーのるーさん！コメントありがとうございます！具体的に好きなところを伝えてくださるのむちゃくちゃ嬉しいです！！！今後ちょっと更新遅くなるかもですが、執筆頑張ります……！！ (2021年10月9日 8時) (
レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
かれーのるー - 面白い作品をたくさん作ってくださってありがとうございます。文の書き方が好みで毎回読んでいます。これからもたくさん面白い作品作ってください。😷 (2021年10月8日 15時) (レス) @page1 id: 3dcaa15021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年9月9日 17時
