深海の商人７４ ページ42
(→sideA)
「…ふぅ。」
シャワーを浴びてスッキリして、長い髪を乾かしているときでした。
ピコンピコンと、メッセージの受信を知らせる音が2つ。
ゴォォというドライヤーの音に負けない高音に気付いてスマホの画面を確認すると
同じようなアイコンが並び、名前の欄にはジェイドさんとフロイドさんの名前が。
『夜分遅くに失礼いたします。約束の日まであと1日ではあるのですが、
至急お伝えしたいことがありますので、恐れ入りますが明日の放課後、
モストロ・ラウンジまでお越しいただけますか？』
『スナメリちゃーん！明日の放課後モストロ・ラウンジ来てー！』
「……」
これ、ジェイドさんからのメッセージが無ければ訳が分からなかったかもしれません…
明日の放課後ですか…実家に戻ろうかと思っていたんですが…
明後日にリスケしましょうか。
ポチポチと『わかりました。明日放課後、伺います。』と短く返信を打ち、
お二人に送りました。
再びドライヤーのスイッチを入れてすぐ、ピコンと音が。
画面にはフロイドさんから
『ジェイドとおんなじ内容じゃん！スナメリちゃん一斉送信したなー！？
愛が足りな〜い！！』
と、どう返したらいいかわからないメッセージが来ていました。
「……面倒くさいなぁ…」
と、口をついて出た言葉に自分でも驚きました。
今までそんなこと思ったこともなかったのに…
でも、今まで、どうしてそう思わなかったんでしょう…？
自分で言うのもなんですが、頼まれたら断れない性格で、
昔からいろいろと背負い込むことは多々ありました。
でも、それを面倒だとか、嫌だと思ったことはありませんでした。
むしろ、自分が必要とされているんだと思えば嬉しかったくらいです。
…今、なんて言った？
『面倒くさい』？
……
…
これも、母上の言う『青春』…受けるべき刺激、の類なんでしょうか…？
私は…どんどん変化している気がします…
これが、良いことだと、思いたいです。
フロイドさんへのメッセージには返信をせず、私は髪を乾かした後
すぐにベッドに潜り込みました。
…少しでも現実から逃げたくて。
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あいすまん - 白樺葵さん» ひゃっほい∩^ω^∩ (2021年8月30日 13時) (
レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» そして！そう！！そうなんですよっっ！！満を持して！遂に！待ちに待った！！イグニハイド章が来るんですよ！！もう今日それだけを楽しみに仕事頑張りますから…！！ひゃっほぃ！！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» あいすまんさん！おお！コメント一番乗りありがとうございます！！いやー…いつの間にこんな…１ページにつき2000文字くらいしか入らないからどんどんページ数だけが積み重なってしまって…(汗)今後も頑張ります！よろしくです！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 今日六章きますね！！！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 続編おめでとうございます！今回もコメントは一番乗りをもらいました！！！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年8月29日 16時
