深海の商人１８ ページ35
眼鏡をくいっと上げながら、アズールさんは何か考えているようです。
…さて、どう応えてくるのでしょう？
少し身構えていると、アズールさんの返答は…
「…残念ですが、お断りします。」
「え！？」
「いえね、Aさんに働いてほしくない、お金を渡したくない、という意味ではないんですよ。
アルバイトスタッフの申し込みについては、今回見送らせてください、という意味です。」
「…どういう意味です？」
「…そろそろか。」
「？」
チラッと時計に目をやるアズールさん。
すると、部屋の外が何やら騒がしくなってきたのが聞こえました。
…おかしい、開店時間にしては早すぎると思うのですが…
「Aさん、一緒に来ていただけますか？」
「え？…あ、はい…」
アズールさんについて部屋を出たところで、私はいろんな意味で驚愕することになります。
先程までしんと静まり返っていたモストロ・ラウンジを埋め尽くす人、人、人…
…の頭の上のイソギンチャク…
……アズールさん…またやったんですね…
きっとここにいる生徒たちは何が何だかわからずに集まったのでしょう。
ざわざわの中から拾える言葉は「なに？」「どうなってるの？」「なんで？」
「ここどこ？」「50位以内に入れなかった」「テスト対策ノート」などなど。
1年生だけじゃない。先ほど教室で騒いでいた2年生や…あろうことか3年生まで…！？
驚きと、呆れが入り混じる私は、ただ呆然とラウンジに集まった生徒たちを眺めることしかできませんでした。
そんな私を楽しそうに見ていたアズールさんでしたが、
トントンと私の肩を叩き、「面白いショーを見せてあげましょう」と耳元で囁いた後、
ラウンジの中央へ歩いていきました。
「ちょっ…」
「まぁまぁスナメリちゃん。ここアズールの見せ場だから〜ちょっと待っててあげて？」
「まったく、アズールも妙な所にこだわるんですから…」
追おうとした私の前に立ちはだかるのは双子の柱でした。
ニヤニヤと楽しそうに笑ってはいますが、目が笑ってないです…
流石に引き下がるしかない私は、ラウンジの様子を見ていることしかできませんでした。
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雲紋 狂歌(プロフ) - 白樺葵さん» 言い方が親目線(笑)pcはですね。うちのかあいいかあいい白柴に…(^^ゞ まあ、親のスマホとvitaちゃんさえあればツイステも、更新も出来るんで。悲しくなんてっ！ないんですけどっっっっっ!!! (2021年8月26日 20時) (
レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！反応早い！(笑)嬉しいです〜♪夢主くんね、いろんな感情にあてられてしんどくなったのかもですね…(汗) アズールとのビジネストークがですか！？カッコイイってよ〜夢主く〜ん (2021年8月26日 17時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - そして！更新ありがとうございます！ミュートロギアくんどした?!今後が気になりすぎる!!私的にアズールとの会話がなんかカッコよかった(?)です！ (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！ログインおめでとうございます！！しかしなぜパソコンが使えないように…！？ そうそう、昔っからそうで…夢小説という存在を知らなかったころから、映画や漫画を見ると「ここに自分を挿入したらどんな展開になるかな？」と想像するのが好きだったんですよ。 (2021年8月26日 13時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - 映画の様に…???流石です。_(._.)_ あと！念願のログイン達成！お気に入り登録しておきました!!ひゃっほう！…pc使えなくなりましたが… (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月29日 17時
