深海の商人１０ ページ27
「…では、お願いします。」
「ん。」
「いつでもいいよ！」
まずは通常魔法を使って、ろうそくに火を灯してみます。
なんてことのない、簡単な魔法です。
「どうです？」
「…まぁ、こんなもんだよね。」
イデアさんが手に持っていたタブレットを私に見せてくれます。
…いったい何をどうやったらブロットを数値化できるのか…
私がユニーク魔法の実験をしたいと言い出した時、しぶしぶ了承してくださると同時に、
「少しだけ時間頂戴」と自室に戻られたイデアさん。
本当に20分後くらいにはタブレットを持って戻ってこられたのですが、
どうやらそのタブレットに、魔法使用者のブロット蓄積量を数値化するアプリを入れてきたというのです。
「…そんなアプリどこで…」
「無論作ったに決まっておろう。拙者をなんだと思ってらっしゃる。」
「さっすが兄さん！」
「…凄すぎて何も言えないです…」
そして始まった私のユニーク魔法の実験。
一つ魔法を使うごとにイデアさんが観測したブロット量を数値化してみせてくださいます。
通常魔法を一回…今回なら火を灯すようなごくごく簡単な魔法を使った場合、
最大値を100に設定したとしておよそ3程度、ブロットが溜まるようです。
流石にその程度だとマジカルペンの魔法石にも目に見える変化は確認できませんでした。
「では次…
「あいよ。」
「『
…アーメン。」
パンっと手を叩くと、先ほどと同じようにろうそくには火が灯りました。
…さて、肝心のブロットは…
「うわ…」
「…そのリアクションを見る限り、かなり高い数値が出ました？」
「…さっきの10倍…」
「うそ…」
数値は30。…こんな小規模の魔法でも10倍の量のブロットが溜まるんですか…
「体の変化は？」
「そ、そうだよ！そっちの方が心配だよ…！」
「えーと…」
軽く体を動かしたり伸ばしたりしてみますが、異常は感じません。
…と、私は思っていましたが…
「Aさんの体面温度の上昇を確認。」
「ちょっと、A、おでこ出しなさい。」
「…はい。」
素直に前髪を上げて、額をイデアさんの前に出すと、イデアさんの大きな手が触れました。
…ひんやりとして気持ち良い…
…？
……ひんやり？
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雲紋 狂歌(プロフ) - 白樺葵さん» 言い方が親目線(笑)pcはですね。うちのかあいいかあいい白柴に…(^^ゞ まあ、親のスマホとvitaちゃんさえあればツイステも、更新も出来るんで。悲しくなんてっ！ないんですけどっっっっっ!!! (2021年8月26日 20時) (
レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！反応早い！(笑)嬉しいです〜♪夢主くんね、いろんな感情にあてられてしんどくなったのかもですね…(汗) アズールとのビジネストークがですか！？カッコイイってよ〜夢主く〜ん (2021年8月26日 17時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - そして！更新ありがとうございます！ミュートロギアくんどした?!今後が気になりすぎる!!私的にアズールとの会話がなんかカッコよかった(?)です！ (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！ログインおめでとうございます！！しかしなぜパソコンが使えないように…！？ そうそう、昔っからそうで…夢小説という存在を知らなかったころから、映画や漫画を見ると「ここに自分を挿入したらどんな展開になるかな？」と想像するのが好きだったんですよ。 (2021年8月26日 13時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - 映画の様に…???流石です。_(._.)_ あと！念願のログイン達成！お気に入り登録しておきました!!ひゃっほう！…pc使えなくなりましたが… (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月29日 17時
