イグニハイド寮！ ページ4
各寮へとつながる鏡からイグニハイド寮に入る。
お昼間なのに寮の中は暗い。
ところどころ青い火が燃えてて、それで何とか床が見えるって感じだった。
ハーツラビュル寮とはずいぶん雰囲気が違うからびっくりしちゃった。
『暗いね。』
「うん…寮によってこんなに違いがあるんだね…ビックリした。」
『で、えーと、まどーこーがくについて教えてくれる人ってどこにいるんだろ？』
「んーと、寮長さんのイデアさんって人なんだって。とりあえず聞いてみようか。」
『うん！』
談話室に入ると何人かの生徒が本を読んだり金属の板を触ったりしていた。
部屋の中は廊下よりは明るかったけど、みんなあんまりお喋りもしていないからとっても静か。
ときたまヒソヒソ声が聞こえるくらいだった。
…だから
『こんにちわー！！イデアさんって人どこにいますかー！？』
「「「！！！！？！？？？！？！」」」
ピースが大音量で叫んだら、僕含めて談話室の中にいた人全員が跳ね上がった。
「な、ななな、なっ…なぁぁ！？」
「今の何！？」
「心臓飛び出るかと思た…」
いろんな声が聞こえて来た。
「ちょ…ピース…今のはいくら何でも声が大きすぎるよ…」
『でもこの方が手っ取り早いかと思って…ごめん。』
「兄さんに何か用？」
ピースに注意していると、高い声が聞こえた。
振り向くと、僕と同じくらいの身長の男の子がいた。
すごい…髪の毛が火みたいに燃えてる…きれいだな…
「あ、僕はA・ストロンボリです。こっちはピース。
イグニハイド寮の寮長のイデアさんにお話があってきました。」
『イデアさんってどこにいるの？』
「兄さんに？」
男の子はイデアさんのこと兄さんって呼んでる…
「君は…イデアさんの弟なの？」
「うん、そうだよ。僕はオルト。ここの寮長は僕の兄さん、イデア・シュラウドが務めてるよ。」
「そうなんだ！すごいや！」
『寮長の弟さん？格好いい！』
「えへへ…僕より兄さんの方がずっと格好いいよ！
機械のことなら何でもわかるし、ゲームもすっごく強いんだ！」
オルトくんはお兄さんのこと、大好きなんだろうなっていうのが伝わって来た。
イデアさんのことを話してるオルト君の目はキラキラしてたから。
僕は…「姉さん」のことを、こんなにキラキラしながら話せはしないだろうな…
こんなふうに仲のいい姉弟だったら、僕はどんな風になってたんだろう。
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波 - お役に立てたなら何よりです。 (2021年10月16日 15時) (
レス) @page12 id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 波さん» 波さん！コメントありがとうございます！そして誤変換報告マジでありがとうございます！！たまに読み返して確認はしてたのですが…見落としてました！助かります！ (2021年9月20日 13時) (レス) id: c15bb0fb59 (このIDを非表示/違反報告)
波 - わざとでしたらすいません (2021年9月19日 19時) (レス) id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
波 - いつも読ませて頂いています。その,,,買ってもらったのところが勝ってもらったになってます。わざとでしたらところが (2021年9月19日 19時) (レス) id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - るぅせくんさん» るぅせくんさん！コメントありがとうございます！ふはぁ！いやホンマにありがとうございます(T△T)！あっぷあっぷしながら書いてるのでその一言で頑張れます…！執筆頑張りますです！！！ (2021年8月5日 16時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月8日 16時
