序章４１ ページ42
木々が風で揺れる音が聞こえて、恐る恐る目を開けてみると、
さっきまでいた場所とは全然違う森の中にいた。
もちろん街灯なんてないから真っ暗。
…あ、ヤバい。結構怖いかも…
「ここがドワーフ鉱山……一昔前は魔法石の採掘で栄えたらしいが……」
「うぅ…なんか出そうなんだゾ……。」
さっきまで横暴な態度をとっていたグリムですらちょっとビビってる。
A先輩はというと、さっきからあたりを見回してる。
あれか、警戒してるのかな、いろいろと。
「あ、奥のほうに家がある。話聞きにいってみよーぜ。」
ホントだ。明かりはついてないけどぼんやり小屋みたいなのが見える。
ひとまずわたしたちも行くことにした。
「こんばんは……って、空き家か。荒れ放題だ。」
キィキィと情けない音を立てながら玄関のドアらしき木の扉は風に煽られて開いたり閉じたりしてる。
なんかもう…ザ・お化け屋敷！ってくらいの雰囲気。
暗いし、かび臭いし、埃とか蜘蛛の巣があっちこっちに…
「ぶわっ！顔に蜘蛛の巣が…ぺぺっ！」
部屋の中を探索していたグリムが思いっきり蜘蛛の巣の罠に引っかかってる。
「っくしゅ！！うー…埃ヤバい…」
わたしたちが入ってきたことで、床に落ちていたであろう埃が舞い上がったんだろうな…
なんか、目に見えて浮遊物がちらほらと…
こう言うところで写真撮るとオーブが写るんだっけ…知らないけど。
「なんか机とか椅子とか全部小さくねえ？子供用かな？いち、に……7人！多っ！」
「子供ではなく、ドワーフ族の可能性もありますね。」
「ドワーフ族？」
「えぇ、人間に比べると成人しても身長が小さい妖精族の方です。手先が器用で、宝石職人に多い種族の方ですよ。」
「へぇ〜…」
なんせこの世界の事は通貨から人種から世界情勢からなーんにもわからない状態だから、
何でもかんでも聞いていかないとね。
「ドワーフ鉱山が栄えていたころはさぞ賑やかな家だったんだろうな。」
7人家族かぁ…確かに大所帯だ。
「人もいないみたいだし、ここでこうしててもしゃーない。魔法石があるとすれば炭鉱の中だよね。
とりあえず、行ってみよーぜ。」
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (
レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» ＞星猫さん こんにちわ！知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか？総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(＾＾) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2020年11月9日 22時
