私の初恋は黒服の車掌アルセウス編 part2 (ページ6)

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－ダイゴside－

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―僕はAちゃんに尋ねた。

どうしてそんなにノボリさんという一人の人間にこだわるのか。

5年間探し続けて見つからなかった、それならもうほぼ見つからないに近い。

それなのに、どうしてそんな人を探し続けるのか...僕には理解ができなかった。

あ「＿＿＿彼は、私の初恋なんです。」

ダ「初恋...？」

あ「＿＿＿小さい頃、火災から私とイーブイを助けてくれた。
そして...私がライモンシティに出てきてからも、彼は私を支えてくれたんです。
どんなことがあっても、彼は私を助けてくれた。」

Aちゃんはまっすぐとした瞳で僕を見つめ、笑顔を見せる。

あ「そんな彼を...私は本当に愛しているんです。
いつも助けてくれた...だから、今度は私の番です。
絶対に、彼を見つけたい。どれだけ時間がかかったとしても。
きっと...ノボリさんも待っているはずだから。」

ダ「＿＿＿。」

_____この子は本当に純粋な子なんだな。

まっすぐで、一途で...

そのノボリさんへの想いがふつふつと伝わる。

ダ「＿＿＿分かった。
じゃあ、僕の知り合いでアローラ地方の研究員と仲がいい人がいるから。
その人に頼んで連絡を取ってみるよ。」

あ「ダイゴさん...！！ありがとうございます！
本当にありがとうございます！」

僕がそう伝えると、Aちゃんは飛び切りの笑顔で僕にお礼を言った。

＿＿＿微力かもしれないけど、彼女の力になろう。

彼女がノボリさんと再会できるように。

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