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―あ「＿＿＿あなたは。」
私に声をかけてきた男性は、少し色黒で変わった柄の帽子を被った男性だった。
「＿＿＿私はラベンと言います。コトブキ村でポケモンの研究をしているのです！」
あ「コトブキ村...！すみません。あの...ここはヒスイ地方...でしょうか？」
ラ「ええ、そうですよ。ヒスイ地方です。」
あ「ヒスイ地方...」
＿＿＿やった、とうとう来たんだ！！
過去のシンオウ地方、ヒスイ地方へ！！
ラ「＿＿＿あなた、空から出てきましたよね。
もしかして...ポケモンの力か何かで！？」
あ「あ、え、えっと...」
ラ「おおおおやったー！もっと詳しい話を聞きたいです！
さっきのポケモンも見たことがないポケモンでしたし！
さあさ、コトブキ村へ一緒に行きましょう！！」
あ「ちょ、ちょっと〜〜！」
＿＿＿ラベンという男性は私の背中を押し、コトブキ村というところへ連れて行った。
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―そして私は、コトブキ村へ連れてこられた。
ラ「＿＿＿ここがコトブキ村ですぞ！」
あ「ここが...」
＿＿＿確かにここは昔のシンオウ地方、ヒスイ地方だ。
シロナさんが教えてくれた本にここの村のことも書かれていた。
私の勘が間違いなければ...この地方にノボリさんはいる！
ラベンさんに導かれながら歩いていると、いろんな人からの視線が。
あ「＿＿＿あ、そうか。」
この時代の服装じゃないから、みんな見てるんだ。
私はみんなの視線を気にしながらも、ラベンさんの後を歩いた。
「＿＿＿ラベン博士ー！！どこ行ってたんだよー！！！」
すると、向かいからある男の子が走ってきた。
ラ「テル君！すみません、先ほどまで海に居まして...」
「全く、今日は博士に用事があるからって言っておいたのに...
ってあれ？」
テルと言う男の子は私に気づき、私に近づいて顔を覗き込む。
「＿＿＿誰、こいつ。」
ラ「この方は先ほど海で出会ったのです。
珍しいポケモンを持っていたので連れてきちゃいました！」
「へぇ...あんた名前は？」
あ「わ、私はAです。」
「Aか、いい名前じゃん！俺、テル！よろしくな。」
あ「テル君...よろしくお願いします。」
私が笑みを浮かべると、テル君はニカッと笑いかけてくれた。
＿＿＿二人共、悪い人じゃなさそう。
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月29日 11時
