検索窓
今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:8,860 hit

▲.114 ページ24









−ノボリside−











―A様はマンタインをモンスターボールから出すと、マンタインに指示をし、



マンタインはA様に頭から水をかけた。



あ「___よし、じゃあマンタイン。
みんなと一緒に消火活動を手伝ってちょうだい!」



「ン―ッ!」



ノ「A様!」



私は思わずA様の腕を掴み、呼び止める。



ノ「一体...何をなさるつもりで?」



あ「___イーブイを助けに行く。」



___あなた様なら、そうおっしゃると思っていた。



いつも自分の身よりも、相手のために考える...



それが彼女の長所であって、短所でもある。



今回ばかりは...行かせられない。



ノ「___危険です、この中に入っていくなど。」



あ「消防隊をこのまま待てと言うんですか?
到着する前にイーブイが死んでしまいます!!」



ノ「ですが...!」



あ「___私は...他の人が悲しい思いをする方が、耐えられない。」



A様はまっすぐとした瞳でそうおっしゃった。



___なぜいつもあなたは...そんなにまっすぐなんだろうか。



どうして、そこまで...



あ「___ごめんなさい、ノボリさん。」



___A様は私の腕を振り払う。



そして彼女はポケットからモンスターボールを取り出し、それを私に渡す。



あ「___私のパートナーたちを、預かっていてください。」



ノ「A様...!!!」



A様はそう言うと、建物に向かって走って行った。



あ「___必ず戻ってきます!!だから、だから信じて...!!!」



ノ「___A様。」



___A様、どうしてそこまでして...



『___私は、他の人が悲しい思いをする方が耐えられない。』



___彼女は、本当に心の優しい人だ。



今回だけじゃない。



私のシャンデラがもうどく状態になった時も、自分の身を呈して嵐の中薬草を取りに行ってくださった。



彼女は...A様はそんな人だ。



私が一番よく知っている。



ノ「___。」



私は後ろを振り返り、火事を眺めている他のお客様を見つめた。



ノ「___消防隊が到着するまで、まだ時間がかかります!
それまで、私たちで協力して消火活動をしましょう!
皆様...力を貸してください!!」



___私にできること。



今はそれをやるしかない。









▲.115→←▲.113



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:ポケモン , ノボリさん , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗也(#°v°#)(プロフ) - こーんすたーちさん» コメントありがとうございます!最後まで読んでいただけて嬉しいです(*´∀`*)お盆明け頃に番外編作成予定なのでぜひまた遊びに来てください♪ (2022年8月10日 23時) (レス) @page31 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすたーち(プロフ) - 完走おめでとうございます!数日前から追っていた者です。とっっても、とっっっっても素晴らしいお話をありがとうございます!!! (2022年8月10日 19時) (レス) @page32 id: 681b311940 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗也(#°v°#) | 作成日時:2022年8月7日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。