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−ノボリside−











―A様は私と目を合わせると、頬を赤く染め、私から目を逸らされた。



A様はきっと、あの出来事を思い出して恥ずかしくなったのでしょう。



ノ「___。」



___やはり平静を装うのは難しいですね。



私もあの出来事を思い出し、誤魔化すように制帽のつばを掴む。



ク「___二人とも、やっぱりなんかあった?」



ノ/あ「___!?」



クダリは私と彼女の顔を交互に見ると、無邪気な顔をしてそう言った。



あ「え、えっと...」



ノ「___ああ、そろそろ私書類の処理に向かわないと...
A様、ではまた。」



あ「は、はい!!お忙しいところありがとうございました...」



私はA様にお辞儀をすると、フィールドから退場する。



___クダリはやはり鋭いですね。



あの出来事...



あの日...A様と無人島から無事に帰還した日。



私は...彼女と口付けを交わした。



そして、ずっと伝えられなかったことを彼女に告白した。



私の想いを。




『___好きです、大好きです...ノボリさん。』



___彼女も、私のことを好きだと...そうおっしゃってくださった。



たまらなく嬉しかった。



初めて、想い人と気持ちが繋がった。



嬉しいことなのだが...私は大きな失態を犯したことをそののちに思い出した。



告白をしたのは良いのですが...



ノ「___交際の申し込みを忘れるなんて。」



あの後A様は熱ですぐに眠ってしまったのもあり、私は彼女に交際の申し込みをすっかり忘れてしまった。



とんでもない失態だ...



あれから一週間が経ったが、どのタイミングで交際の申し込みをしようか私は悩んでいた。



ノ「___こういう時に、クダリが羨ましいですね。」



クダリならすんなりと交際を申し込めるだろう。



私は...そんなことできない。



クダリのあの明るい性格が、今の私にはとても羨ましく思っていた。








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設定タグ:ポケモン , ノボリさん , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
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紗也(#°v°#)(プロフ) - こーんすたーちさん» コメントありがとうございます!最後まで読んでいただけて嬉しいです(*´∀`*)お盆明け頃に番外編作成予定なのでぜひまた遊びに来てください♪ (2022年8月10日 23時) (レス) @page31 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすたーち(プロフ) - 完走おめでとうございます!数日前から追っていた者です。とっっても、とっっっっても素晴らしいお話をありがとうございます!!! (2022年8月10日 19時) (レス) @page32 id: 681b311940 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗也(#°v°#) | 作成日時:2022年8月7日 19時

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