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―野原へたどり着くと、エーフィとブラッキーはとたんに走り出し遊び始める。



A様はせっかくなので、とマンタインもボールから出し、



私もシャンデラをボールから出した。



___ポケモンたちは仲良く野原で遊び始める。



私とA様は草原の上に並んで座り、その様子を眺めていた。



あ「___そうだ、ノボリさん。朝食は食べましたか?」



ノ「あー...いえ、まだ食べておりません。」



あ「よかったら...どうぞ。」



A様はバスケットからある箱を取り出し、蓋を開け私に差し出す。



中には美味しそうなサンドウィッチがたくさん入っていた。



ノ「___良いのですか?これはA様たちのお弁当では...」



あ「ピクニックに来れるのが嬉しくて、ついついたくさん作っちゃって...
だから、どうぞ!食べてください。」



A様...



その気持ちが素直に嬉しい。



ノ「___ではありがたく頂戴致します。」



私はサンドウィッチをもらうと、そのまま自分の口へ運ぶ。



ノ「___!美味しい...」



あ「よかったー...お口に合って。」



A様は少し頬を染め、嬉しそうに笑う。



___そう、この顔がずっと見たかったのです。



ずっと...



それから私たちは話をした。



会えない間何をしていたか、何があったかいろいろ...



あ「___ずっと会えなくて寂しかったです。ノボリさんに。」



ノ「___私に会えなくて、ですか?」



彼女の思わぬ言葉に聞き返すと、A様は静かに頷かれる。



あ「___私、ノボリさんといるとすごく安心するんです。だから、会えないのがすごく寂しくて...何度も会いに行こうと思ったんですけど、あなたの迷惑になりたくなくて...」



ノ「A様...」



あ「___だからこうして会えて、お話ができて私...すごく嬉しいんです。」



A様は私の目をまっすぐに見つめ、とびきりの笑顔でそう話してくださった。



___トクン、トクン



その笑顔を見て、言葉を聞いて、私の胸がまた高鳴っていく。



___この想いをもう、抑えることはできません。



ノ「___A様、私はあなたにずっと伝えられなかったことがあります。」



あ「___?」



A様は私を見つめ首を傾げる。



ノ「___私は、私は...A様のことが___!」



「___フィ――!!」



あ/ノ「___!?」



すると、ニンフィアの叫び声が聞こえてきた。









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設定タグ:ポケモン , ノボリ , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
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紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントありがとうございます!ここまで読んでいただけて凄く嬉しいです!ありがとうございます(*´∀`)♪あたしも87話はお気に入りのシーンです!! (2022年8月21日 7時) (レス) @page28 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 追記、87話めっっちゃ良かったです!!(〃∇〃) (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様こんばんわ(^^)夢中になり二章の途中から、三章まで一気に読んでしまいました…!!あと少しで最終だと思うとかなり辛たんです(ノД`)シクシク でも楽しみにしてます!笑 (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗也(#°v°#) | 作成日時:2022年8月1日 10時

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