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―ん...あれ、なんだろう...
温かい...
あ「＿＿＿。」
私はそっと瞼を開ける。
ノ「＿＿＿！A様...！！」
あ「ノボリ...さん？」
目が覚めると、ノボリさんの心配する顔が目に入る。
ここは...洞窟の中、だろうか？
ノ「A様、大丈夫ですか！？頭は、意識は...？」
あ「あ、は、はい。大丈夫です。少し痛いけど。」
ノボリさんは焦ったような顔で私に問いかけるので、私は冷静に応えた。
それよりも...
あ「この、体勢...」
＿＿＿目を覚ますと、私はノボリさんの膝の上だった。
私は彼の膝の上に座らされていた。
あ「あ、あのノボリさん...」
ノ「＿＿＿。」
＿＿＿ぎゅっと力強くノボリさんに抱きしめられた。
あ「え...あ、あのあの...ノボリさん...」
ノ「＿＿＿心配、したのですから。ものすごく...」
ノボリさんは声を振り絞るように、私を抱きしめたままそう言った。
その肩は、小さく震えている。
＿＿＿そんなに私のことを。
あ「＿＿＿ごめんなさい、心配かけて...」
ノ「よかった、あなたが無事で...本当に良かった。」
ノボリさんは私を抱きしめる手を緩めると、私の目をまっすぐ見つめる。
＿＿＿吸い込まれそうな、綺麗な瞳。
まっすぐに見つめられ、恥ずかしくなるも逸らせなかった。
ノ「＿＿＿本当に、無理はしないでください。自分自身をもっと、大事に...」
あ「ノボリさん...本当にごめんなさい、心配かけて。
＿＿＿あ、そうだ。薬草は...！？」
ノ「やはり、手に握っていたものがそうでしたか...ご安心ください。
ニンフィアがそれに気づいて、ちゃんと瓶の中に入れてくださいました。」
「フィーア！」
「ブラッ！」
あ「ニンフィア、ブラッキー...どうして...」
ノ「A様のことが心配で、ついていくと言って聞かなかったのですよ。
でも、ニンフィアとブラッキーがいて心強かった。
ありがとうございます、二人共。」
「フィア！」
「ブラッ！」
あ「＿＿＿ごめんなさい、本当にごめんなさい。心配かけて...」
三人共、私のこと本当に心配して...
不謹慎だけど、探し出してくれて...本当に嬉しい。
目から涙が溢れ零れ落ちる。
ダメだ...止まんないや...
あ「＿＿＿見つけてくれて、ありがとうございます。」
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紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントありがとうございます！ここまで読んでいただけて凄く嬉しいです！ありがとうございます(*´∀`)♪あたしも87話はお気に入りのシーンです！！ (2022年8月21日 7時) (
レス) @page28 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 追記、87話めっっちゃ良かったです!!(〃∇〃) (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様こんばんわ(^^)夢中になり二章の途中から、三章まで一気に読んでしまいました…!!あと少しで最終だと思うとかなり辛たんです(ﾉД`)ｼｸｼｸ でも楽しみにしてます!笑 (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月1日 10時
