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―船を見送ると、私は空を見上げる。
＿＿＿さらに風が強くなってきた。
今夜はきっと嵐になりますね。
ノ「＿＿＿ニンフィア、ブラッキー急いでA様を探しましょう。
夜には嵐になります。」
「フィア！」
「ブラッ！」
ノ「では参りましょう...！」
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―そして私たちは手分けしてA様を探した。
しかし...見つからない。
ノ「＿＿＿A様！A様！！何処にいらっしゃるのですかー！？」
名前を呼んでも、返事は返ってこない。
＿＿＿A様。
彼女の笑った顔、困った顔、悔しがっている顔、そして...あの夏祭りで見せてくれた眩しい笑顔。
彼女のいろんな顔を思い浮かべた。
ノ「＿＿＿A様。」
どうかご無事で...！！
ノ「＿＿＿あれは。」
ふと目線を向けた先に、何かを見つけた。
ノ「＿＿＿人？人が倒れているのか？」
人らしきものが倒れている...
ノ「＿＿＿！あれは...！」
私は走って駆け寄った。
その倒れていた方は...
＿＿＿見つけた。
ノ「A様...！！」
倒れていた人物は、A様だった。
ノ「A様！A様...！」
声をかけ続けるが、彼女は目を覚まさない。
ノ「...息はある、気を失っているのか。」
一体なぜこんなことに。
後ろを振り返ると、そこには崖があった。
ノ「＿＿＿もしかして、この崖から落ちて...」
そうしたら、頭を打っているかもしれない。
とにかくここから彼女を移動させなければ...！
「＿＿＿ブラーッ！」
ノ「ブラッキー！」
すると、ブラッキーが私たちを見つけ走ってきた。
「ブラッ！！ブラーッ！！」
ノ「＿＿＿大丈夫です、A様は気を失っているだけですよ。生きています。
ところでニンフィアは...？」
「ブラーッ！ブラッ！」
ノ「＿＿＿洞窟を見つけたのですね、承知致しました。
とりあえずその洞窟へ避難しましょう、これから嵐がきます。
今日はそこでみんなで野宿です。」
私はA様の手を自分の首後ろに回すと、彼女を抱き上げた。
ノ「＿＿＿ではブラッキー、その洞窟まで案内してください。」
「ブラッ！」
そして私はA様を抱き上げたまま、ブラッキーの案内で洞窟へ向かった。
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紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントありがとうございます！ここまで読んでいただけて凄く嬉しいです！ありがとうございます(*´∀`)♪あたしも87話はお気に入りのシーンです！！ (2022年8月21日 7時) (
レス) @page28 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 追記、87話めっっちゃ良かったです!!(〃∇〃) (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様こんばんわ(^^)夢中になり二章の途中から、三章まで一気に読んでしまいました…!!あと少しで最終だと思うとかなり辛たんです(ﾉД`)ｼｸｼｸ でも楽しみにしてます!笑 (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月1日 10時
