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−リヴァイside−
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―俺はエルヴィンの話を静かに聞いていた。
エル「＿＿お前の言う通りだ、どの道我々はほとんど死ぬだろう。いや...全滅する可能性の方がずっと高い。
それならば、玉砕覚悟で勝機に懸ける戦法もやむ無しなのだが...
そのためにはあの若者に死んでくれと、一流の詐欺師のように、ていのいい方便を並べなくてはならない。
私が先頭を走らなければ、誰も続く者はいないだろう。そして私は真っ先に死ぬ。
＿＿地下室に何があるのか...知ることもなくな。」
リ「＿＿は？」
俺はエルヴィンの話に目を見開くと、エルヴィンはため息を吐き、木箱の上に座る。
エル「＿＿俺はこのまま、地下室に行きたい。
俺が今までやってこれたのも、いつか...こんな日が来ると思っていたからだ。いつか...『答え合わせ』ができるはずだと。
何度も死んだ方が楽だと思った、それでも...父との夢が頭にチラつくんだ。
そして今、手を伸ばせば届くところに答えがある。」
リ「＿＿。」
エル「＿＿すぐそこに、あるんだ。だがリヴァイ...見えるか？俺たちの仲間が。」
＿＿嗚呼、見えるぞ、エルヴィン。
俺たちのかつての仲間たちが。
死んでいった、仲間たちが＿＿。
エル「＿＿仲間たちは俺たちを見ている。捧げた心臓がどうなったか知りたいんだ。
まだ戦いは終わっていないからな。」
―ドドドオォォォォォッ
エル「＿＿すべては、俺の頭の中の子供じみた妄想に過ぎない...のか？」
リ「＿＿。」
俺はエルヴィンの前にしゃがみ込む。
＿＿俺は、選んだぞ...エルヴィン。
リ「＿＿お前はよく戦った。おかげで俺たちはここまでたどり着くことができた。
俺は選ぶぞ。
____夢を諦めて死んでくれ、新兵たちを地獄に導け。
獣の巨人は...俺が仕留める。」
俺がエルヴィンをまっすぐ見つめそう言うと、エルヴィンは顔を上げ、俺を見つめ薄く微笑む。
エル「＿＿ありがとう、リヴァイ。」
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紗也(#°v°#)(プロフ) - ナターリャさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただけで嬉しいです！ (2021年2月5日 22時) (
レス) id: a7c236eb6e (このIDを非表示/違反報告)
ナターリャ - シリーズ一気に読みました！涙が止まりません、、、、とても感動しました！ (2021年2月4日 10時) (レス) id: 142b5f4611 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(#°v°#)(プロフ) - 南沢ななみんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいコメント...･:*+.\(( °ω° ))/.:+感謝です！ (2020年5月9日 0時) (レス) id: 5e05e42aa8 (このIDを非表示/違反報告)
南沢ななみん(プロフ) - 神作！完結まで書き続けてくれてありがとうございます！ティッシュ無くなるくらい感動しました！ (2020年5月7日 0時) (レス) id: 49de757490 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(#°v°#)(プロフ) - 天蜘蛛さん» 嬉しいコメントありがとうございます！！！本編みましたが、涙腺崩壊でした...私たちが想っている限りエルヴィンは心の中で生きていますよね(;_;)最後まで本当にありがとうございました！ (2019年8月27日 7時) (レス) id: 05866185b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年11月17日 14時
