検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:28,203 hit

130* ページ10









−エルヴィンside−











―あれから兵士たちに助けられると、私は立体起動で鎧の巨人の元へ行き、ベルトルトからエレンを奪還した。



すぐに撤退指示を出し、みんなで帰還しようとしていた。



しかし...鎧の巨人が何体もの巨人をこちらに投げてよこし、行く手を阻まれた。



エル「っ__。」



エレンが巨人に食われてもいいというのか...!?



エル「__!」



すると、こちら側に巨人が走ってきて、その巨人が私の背後を追っていた巨人に襲いかかる。



エル「うわっ...!」





―ズサァァァッ



その反動で私は落馬し、地面に倒れこむ。



エル「っ__!」



___腕が...



巨人に食われた右腕が酷く傷んだ。



兵士に応急手当をしてもらったが、血が止まらない。



「__団長!!」



一人の兵士がこちらへ走ってやってくる。



エル「っ...私の代わりはいる。それより...エレンを連れて離脱しろ。一刻も早く__!」



そう言い、顔を上げると目の前の兵士は巨人に食われる。



私はそれを、呆然と眺めた。



__ここで、終わりなのか?



ここで、我々は敗北するのか?



エル「__A。」




―『__約束してください。必ず...帰ってくると。』



__彼女との約束を果たせぬまま、ここで死ぬのか?



...A。



もう一度だけ...君の笑顔が、見たかった__。







―ドドドドドッ



すると、巨人たちがいきなり走り出し...エレンたちの前にいた巨人に襲いかかり、その巨人を食い始める。



エル「__!」



兵士たちも、その光景を呆然として眺めた。



一体、何が...



そしてエレンはミカサをおぶって走り出す。



鎧の巨人がエレンたちの方へ走ってやってこようとする。



エレ「っ__来るんじゃねぇ!!てめぇら!!ぶっ殺してやる!!」



エレンが鎧の巨人に向かってそう言うと、巨人たちがまた鎧の巨人に向かって走り出す。



___何が起きているのか分からないが、今この瞬間を逃すわけにはいかない。



エル「っ__この機を逃すな、撤退せよ!!」



__そして私たちは馬に乗り、壁へ向かって走っていった。








131*→←129*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , エルヴィン , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗也(プロフ) - 明日さん» いつも本当にありがとうございます!これからも頑張ります♪ (2018年11月9日 16時) (レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - これからも応援してます!! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗也 | 作成日時:2018年11月5日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。