37* ページ7
・
・
−Aside−
・
・
―あ「はぁーー...！！！」
ザンッ
ザンッ
あ「っ...まだ、浅い。」
私は立体起動の訓練場に戻り、自主練で立体機動の練習をしていた。
刃の振り方、立体機動の技術、私はまだまだ未熟だ。
あの人たちが言ってたことは正しい。
でも...
あ「＿＿エリックの夢を叶えるために私は、ここにいる。」
私はここで、諦めるわけにはいかない。
そのために努力を積み重ねるしかない。
あ「絶対に、諦めない____！！！」
シュンッ
シュンッ
あ「はぁ...！！！」
私は納得するまで立体機動の自主練を続けた。
・
・
−エルヴィンside−
・
・
―私はAが走っていった方へ歩き、Aを探した。
＿＿どこへ行ったんだ、A。
シュンッ
シュンッ
エル「ん？」
あの音は...立体起動を使った時のガスの音？
エル「＿＿誰か立体起動を使っているのか？」
私は音の聞こえる方へ向かった。
すると、そこは立体起動の訓練所だった。
「はぁ...！！」
声が聞こえる。
中へ入っていくと、その声がさっきよりもはっきりと聞こえるようになってきた。
私は木の陰に隠れ、声の主が誰なのかを確認する。
「はぁ、はぁ...」
エル「あれは...」
そこにいたのは、Aだった。
制服のままで立体起動装置を装着している。
あ「まだまだ、ダメだ...もっとリヴァイさんみたいに。っ＿＿」
Aは息を切らしながら、その場に座り込む。
A...！
私は思わず出ていきそうになった。
あ「っ...諦めない。私は立派な、調査兵団の兵士になる！」
エル「...」
あ「もう一本...！」
シュンッ
シュンッ
そしてAは立体機動の訓練を続けた。
私はただ、彼女の姿を静かに見守っていた。
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗也(プロフ) - 明日さん» コメントありがとうございます！作品が好きって言われると本当に励みになります 頑張ります！ (2018年10月13日 14時) (
レス) id: 05866185b1 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - すごく面白くて続きが気になります!私はこの作品が好きです。人の評価は人それぞれですが低評価なんて気にしなくてもいいと思います! (2018年10月12日 23時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗也
| 作成日時：2018年10月11日 20時
