34* ページ4
・
・
―あ「いたた...」
ハ「大丈夫？A。」
あ「はい、すみません...」
私は訓練中に木に激突し、頭を打った。
ハンジさんとモブリットさんが私の手当をしてくれた。
モ「でも、骨折していなくてよかったよ。」
ハ「そうそう、頭を打ったにしても軽傷で済んだし、運が良かったね。」
あ「はい...ご迷惑をかけてすみません。ハンジさん、モブリットさん。」
ハ「ハンジさんなんてそんな硬い硬い！ハンジでいいよ！」
モ「俺のことも、モブリットでいいよ。」
あ「え、でも二人とも先輩だし...」
ハ「いいのいいの！私Aの事もっと知りたいし、仲良くなりたいと思う。親しくなるなら名前で呼び合わないと！」
あ「ええ...」
困ったように二人を見つめると、二人は私を見つめにっこり微笑む。
あ「＿＿分かりました、ハンジにモブリット。これからよろしくお願いします！」
ハ「うん！それでよし。」
ハンジは嬉しそうに私の頭を優しく撫でる。
モ「今日はもう休んだ方がいい。もうすぐ日も暮れるし...」
ハ「そうだね、A。今日はもう部屋に戻ってゆっくり休みな、送るよ。」
あ「そんな、いいですよ！自分で戻れます。」
ハ「そう？」
モ「＿＿リヴァイさんの事は、そんなに気にする必要ないからな。」
あ「え＿＿」
私はモブリットを思わず見つめる。
ハ「リヴァイはああやって厳しくしてるけど、兵士のために言ってるんだ。リヴァイが調査兵団に入団した時、仲間と一緒に入団してね。
初めての壁外調査でその二人は、巨人にやられてしまったんだ...」
あ「そう、なんですか...」
ハ「当時のリヴァイは調査兵団に対して少し甘く考えていたしね。それで仲間を失って...
もう同じ事を繰り返さないよう、厳しくしていると思う。」
あ「リヴァイさん...」
あの人にも、そんな過去が...
あ「＿＿教えてくれてありがとう。じゃあ私は戻ります。」
ハ「どういたしまして。」
モ「お疲れ様、また明日な。」
＿＿そして私は医務室を出て行った。
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗也(プロフ) - 明日さん» コメントありがとうございます！作品が好きって言われると本当に励みになります 頑張ります！ (2018年10月13日 14時) (
レス) id: 05866185b1 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - すごく面白くて続きが気になります!私はこの作品が好きです。人の評価は人それぞれですが低評価なんて気にしなくてもいいと思います! (2018年10月12日 23時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗也
| 作成日時：2018年10月11日 20時
