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―エル「＿＿ここが、今日から君の部屋だ。」
調査兵団に入団すると決意した翌日。
私はエルヴィンに連れられ、調査兵団の施設へやって来た。
あ「ここが、私の部屋...」
私は窓の方へ近寄り、指で埃を取る。
あ「...汚い。」
エル「すまない、急だったのでこの部屋を掃除できなくてな...」
あ「＿＿後でぱぱっと掃除しますから、平気です。」
エル「＿＿明日から君にも訓練に参加してもらう。立体機動の技術や座学などは、他の者に教育を頼んである。」
あ「え。エルヴィンが教えてくれるんじゃないんですか？」
エル「私は団長の補佐役を任されていてね。」
あ「そう...なんですか。」
エルヴィンに教えてもらう気満々だったのに...
いきなり初対面の人に教えてもらう事になるとは。
エル「＿＿そう不安そうな顔をするな。私が指名した者だから、安心しなさい。」
あ「＿＿はい。」
エルヴィンが微笑んでそう言うので、私は笑みを浮かべて頷く。
大丈夫、エルヴィンが信じて指名した人だもん。
やっていけるはず。
エル「＿＿これは君の制服だ。これからこれを着なさい。では、私は仕事があるので失礼するよ。」
あ「忙しいのにありがとう、エルヴィン。」
エル「いいや、何か困ったことがあれば遠慮なく私に言いなさい。」
エルヴィンはそう言い、私の頭をポンポンと撫でると部屋を出ていった。
＿＿バタン。
あ「＿＿私の、制服。」
もらったばかりの制服を広げる。
エリックが着ていたのと...同じ制服。
あ「...」
―私は着ていた服を脱ぎ、もらったばかりの真新しい調査兵団の制服に着替えた。
あ「＿＿エリック。」
あなたの夢を必ず果たすから、待っていてね＿＿。
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紗也(プロフ) - 明日さん» コメントありがとうございます！作品が好きって言われると本当に励みになります 頑張ります！ (2018年10月13日 14時) (
レス) id: 05866185b1 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - すごく面白くて続きが気になります!私はこの作品が好きです。人の評価は人それぞれですが低評価なんて気にしなくてもいいと思います! (2018年10月12日 23時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年10月11日 20時
