132ピース ページ7
帰ってくるなり、そとに出した椅子に座って星を見始めた小学生組。
「ねー、ひろにぃ。夏の大三角形ってどれ?」
「んー? どうした高嗣」
聞けば、理科の授業で星座について習ったらしい。
「たしか南の方だったけど……。郁人ー!」
どうも自身がないようだ。
「んぁ、どうした?」
ハンモックで寝ていた郁人がやってきた。
「あぁ、南東だよ。えっと……、こっちだな。
ほら、星がいっぱいあって川みたいになってるところあるだろ?」
「星の川?」
ピンとはきてないようだが、空を見上げる高嗣。
「あぁ、夏の大三角形ってのはベガ・アルタイル・デネブっていう一番明るく光る星を結んだ三角形のことを言うんだ。
織姫と彦星って話、知ってるか?」
「知ってるよ〜」
裕太が隣から声を上げる。
「その、織姫がベガ・彦星がアルタイルってよく言われてる。
その2つの間にたくさん星があるだろ?」
「うん」
「それが天の川っていうんだよ」
ちょっとした郁人による天体講座。
3人はとても楽しそうに話を聞いていた。
190人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まい - はじめまして(*^^*)面白くて、続きが楽しみです。ただ一つ気になるのは、誤字脱字が気になります。難しいかもしれませんが、気にしながら更新頑張ってください\(*⌒0⌒)♪ (8月19日 22時) (レス) @page5 id: 29eac809bc (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます。 発達障害はたくさんあるので、私もしっかり理解しているわけでもありませんが、これをきっかけに知ろうとしてくれて嬉しいです。 これからもよろしくお願いします (2016年6月11日 21時) (レス) id: 1754769dba (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品面白いです!!発達障害のことも少しずつ知れたらと思います。頑張ってください!! (2016年6月10日 20時) (レス) id: 65a3cd4e97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アキラ | 作成日時:2016年4月23日 12時