検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:37,251 hit

129ピース ページ4

キャンプ場の受付の横には、温泉があった。それをしっかり覚えており、楽しみにしていた俊哉と裕太。早く行きたいようでさっきからうずうずしている。
しかし、太輔は抵抗があった。

別に、ここにいる人たちには片足であることを言っているし、気にはしていない。でも、知らない人がいるところに行く勇気はなかった。

「暗いし、途中に川もあったから車でいこうか」

渉がそういって車のドアを開けると、勢いよくのりこむ3人。

「ちょっと! 着替え持って行けって、自分で!」

何も持たずに乗り込む3人を止めながら宏光が声をかける。
バタバタと、荷物をひっくり返すようにするので、俊哉がさりげなく、手伝っている。

「俺、シャワーでいいから、行かない」

「え……」

郁人はいつもと変わらないテンションでこういった。こういうことが好きそうなのに。

「あー、そっか。太輔も無理して一緒に行かんでも、シャワーにしとくか?」

高嗣に早く早くとせかされている、忠義にそう聞かれたので、太輔はうなずいた。

車が走り去って、残された2人。

郁人は悲しい笑顔で、左腕を握っていた。

「ふ、郁人くん?」

「……あ、太輔。せっかくだから近道でシャワーんとこいこ。道悪いから、おぶってやるよ」

そういって、テントに荷物を取りに行った。

130ピース→←128ピース



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 家族 , 発達障害
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まい - はじめまして(*^^*)面白くて、続きが楽しみです。ただ一つ気になるのは、誤字脱字が気になります。難しいかもしれませんが、気にしながら更新頑張ってください\(*⌒0⌒)♪ (8月19日 22時) (レス) @page5 id: 29eac809bc (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます。 発達障害はたくさんあるので、私もしっかり理解しているわけでもありませんが、これをきっかけに知ろうとしてくれて嬉しいです。 これからもよろしくお願いします (2016年6月11日 21時) (レス) id: 1754769dba (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品面白いです!!発達障害のことも少しずつ知れたらと思います。頑張ってください!! (2016年6月10日 20時) (レス) id: 65a3cd4e97 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アキラ | 作成日時:2016年4月23日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。