094 Side : M.I ページ47
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今日は一緒に夕飯を作って、お風呂を済ませてのんびりして。
Aと二人、ベッドへ潜り込んだ。
「さ、寒・・・!」
「いいよ、もっとくっついて」
「はい・・・」
Aは素直に俺の胸に顔を寄せてくっ付いた。
今日はAを先に風呂に入らせたから、俺は比較的出てあまり時間が経っていないのだろう。まだ暖かいのか、顔を寄せていたAが目を細める。
「・・・あ、ね A」
「んん・・・なんですか・・・」
「今日まだ一回もキスしてないなって」
「ええ・・・」
「入野さん一度すると止まらなくなるから・・・。」と、露骨に嫌そうな顔をしたAは如何にも眠そうな声色で呟く。
またもや俺は思春期なんじゃないか、なんて考えが頭を過った。
「・・・求めてるのは入野さんだけじゃないんですよ、なんて言ったのは誰だっけ?」
「んー・・・神谷さん?」
「気持ち悪いわ!」
一回だけですよ、と言って目を瞑ったAは少し照れているように見えて。
頬を撫でてから、唇を重ねた。
「ん、はい、終わり」
「ふあ・・・おやすみなさい・・・」
手で口元を隠して控えめに欠伸をしたA。
小綺麗なその仕草さえも好きだと思ってしまう。
「A、頭上げて」
「寝るって言ったのに・・・」
「だーめ。今日は俺の腕枕以外許さない」
「んん・・・腕痺れても知りませんよ・・・」
俺の腕に頭を乗せたAは、再度目を閉じるとすぐに寝息を立て始めた。
疲れていたのか、安心してくれたのか。
幸せそうに眠るAの額に、そっとキスをした。
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第二章 完
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真桜(プロフ) - 莉兎さん» いえ…!!ラジオは入野さんの素が出ますもんね笑 入野自由cv.入野自由って結構きます笑 毎回読む度に心拍数が凄くて…笑 本当に大好きでお気に入りの作品です!!勿論です!応援してます! (2019年6月2日 21時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - 真桜さん» コメントありがとうございます。実はそれを1番意識して書いているのでそう言って頂けてとても嬉しいです…!ラジオの聞きすぎでしょうか、脳内で自動再生されたCV入野自由を頼りに執筆しております(笑)これからもご愛読、ならびに応援よろしくお願い致します!! (2019年5月26日 20時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
真桜(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます…!!私の勝手な偏見なんですけど、入野さんこういう口調っぽそうだなーとか、こういう行動しそうだなーって思って本当に凄いなぁって思います!毎日更新楽しみにしてて…お受験でお忙しいと思いますが、受験合格応援してます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 莉兎さん» ありがとうございます。いつか機会があればお願いします。 (2019年5月26日 17時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - りささん» 謝ることないですよ(・・;)お気になさらないでください、、! (2019年5月26日 16時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉兎 | 作成日時:2019年4月22日 0時