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「・・・てことは、そいつの家この近くなのか」
「そうですね、引越しでもしてない限りは・・・」
「してても家特定されてたらまだ出待ちとか有り得るんじゃないの?」
「でも、あれで諦めるって言われたんですけどね・・・」
近付いてくる洋介の顔が脳内に浮かんで、思わず唇を手で覆った。
入野さんはその私の手を捕まえて、「でも話は後でいいや」と口から離させる。
「キスが先」
「・・・うん、消毒、してください」
「了解・・・」
そう言う入野さん声は掠れていて。
いつも思うけど、この時は更に『大人なんだな』と感じる。
「目、閉じたら怖いなら開けててもいいよ」
「それはそれで恥ずかしいです、」
「いいよ、俺は目瞑るから」
どうして今日はこんなに優しいの・・・。
入野さんの顔が近付く。
目を瞑ったのがなんだか可愛らしく見えた。
唇が重なると、入野さんがゆっくりと目を開け、私の瞳を捉え。
甘い感覚に脳を侵されながら、見つめ合ったまま何度か角度を変えた。
「っ、ふ、ん、」
「ん、」
二週間ぶりに会えたことの嬉しさと、洋介のことを忘れさせてくれる安心と。
混ざりあって、また暖かい涙が頬を伝った。
「は、また泣いてる」
「っいいから、もっと、」
もっと、キスしてください。
そう言う前に、また唇を奪われた。
段々濃厚になってゆき、やがて舌が絡み出す。
普通のキスに慣れても、ディープキスには全く慣れることができなくて。
唇が離れてもずっと真っ赤な私を見た入野さんは、「可愛すぎ」と囁いて笑った。
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真桜(プロフ) - 莉兎さん» いえ…!!ラジオは入野さんの素が出ますもんね笑 入野自由cv.入野自由って結構きます笑 毎回読む度に心拍数が凄くて…笑 本当に大好きでお気に入りの作品です!!勿論です!応援してます! (2019年6月2日 21時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - 真桜さん» コメントありがとうございます。実はそれを1番意識して書いているのでそう言って頂けてとても嬉しいです…!ラジオの聞きすぎでしょうか、脳内で自動再生されたCV入野自由を頼りに執筆しております(笑)これからもご愛読、ならびに応援よろしくお願い致します!! (2019年5月26日 20時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
真桜(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます…!!私の勝手な偏見なんですけど、入野さんこういう口調っぽそうだなーとか、こういう行動しそうだなーって思って本当に凄いなぁって思います!毎日更新楽しみにしてて…お受験でお忙しいと思いますが、受験合格応援してます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 莉兎さん» ありがとうございます。いつか機会があればお願いします。 (2019年5月26日 17時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - りささん» 謝ることないですよ(・・;)お気になさらないでください、、! (2019年5月26日 16時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉兎 | 作成日時:2019年4月22日 0時