拝啓、言葉にできなかった君へ。

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「わたしは大丈夫、だから＿＿＿＿＿」

　花畑を駆け抜けた少年は、ひとりの少女の白昼夢を視る。
　淡い記憶の中で彼女は静かに笑う。柔らかな陽射しが照らす白い顔は穏やかだ。
　
　肌に絡みついた熱気、震える膝に気づかぬ振りをして、少年は歩みを始めた。少女に背を向けて。
　
　振り返ってはいけない、少女の言葉に従った。
　零れ落ちる涙を必死に拭って、示された道をひたすらに進んだ。

　少女に再び巡り合えることを願いながら。

　初めまして、ようかです。
　にじさんじ所属ユニット、VΔLZのお三方をメインとした小説を書かせていただきます。

　作中のエピソードや第三者との関係はすべて捏造です、よろしくお願いいたします。執筆状態：更新停止中