じゅー ページ10
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宮侑side
マンションの部屋についても一向に離れようとしない遥輝。
『はる、ママとお話しよう？』
遥｢･･･｣
｢遥輝、ママが遥輝とお喋りしたいってよ？｣
遥｢･･･パパが、パパがいないのは変なことなの？｣
『っ！！？』
Aちゃんは、金縛りにあったみたいに目を見開いて固まってた。
｢遥輝。よーし、みゃーさんと男同士の秘密のお話しよか！どや？カッコええやろ？ママにはナイショの話や！｣
遥｢･･･うんっ。｣
｢遥輝のこと借りてええ？｣
『･･･うん』
｢大丈夫。Aちゃんはなんも心配することない。｣
手をAちゃんの頭の上に置くと、沢山涙が溢れてきよった。
｢ほな、遥輝いこか？みゃーさんの家、りんごジュースとみかんジュースあるけど、どっちがええ？｣
そう話をしながら部屋に入った。
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自分の家に入り、遥輝の靴を脱がせて、手を洗わせてソファーに降ろした。
｢んで、どっちがええ？りんごとみかん｣
遥｢･･･りんご。｣
｢わかった。待っとき！｣
りんごジュースを注いだコップを置くと、ありがとうと言って飲み始めた遥輝。
｢遥輝、みゃーさんに、なんでそんな苦しそうな顔しとるか教えてくれる？｣
遥｢･･･｣
｢大丈夫。ママには言わへんから！俺には言いづらいか？｣
遥輝は、緊張の糸がほぐれたのか、Aちゃんの前では泣かんとしよったのかわからんけど、目から大粒の涙を流して泣き始めた。
｢ほらほら、いーっぱい泣け！おいで。｣
手を広げると抱きついて泣きまくる遥輝。
｢よしよし、しんどかったな。保育園でお友だちとなんかあったん？｣
泣きながら俺の胸の中で必死に頷く
ふと、何で俺は出会って1ヶ月も経たんAちゃんと遥輝のことをこんなん大事に思うんやろって考えた。
｢なあ遥輝、俺が遥輝とママのこと守りたいんよ。｣
これではっきりしたわ。Aちゃんと遥輝のこと、俺好きやわ。
｢だからな、何があったか、ゆっくりでええからみゃーさんに話してくれるか？｣
ヒックヒックとしゃくりをあげながら遥輝は固く閉ざしていた口を開いた。
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さくらもち - なんですか！天才ですか！宮くん最高です！ (2020年4月29日 17時) (
レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - ももたんの桃拾いさん» ありがとうございます！新作もあるのでよかったらこれからもよろしくお願いします！ (2020年4月28日 16時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
ももたんの桃拾い(プロフ) - むっちゃ感動しました！ティッシュ片手に持ちながら読ませてもらいました！これからも応援してます！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: 08a613338a (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - いちごアメさん» えぇ、感動してくださる人がいるなんて…ありがとうございます！ (2020年4月26日 12時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
いちごアメ(プロフ) - こんにちは！すごく泣きながら見させていただきました！！！持つ涙無しでは読めないです(笑)泣きすぎて目が痛いぐらいです(笑)応援してます！小説頑張ってください！！！ (2020年4月26日 4時) (レス) id: 067b8772b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2020年4月19日 13時
