さんじゅーいち ページ31
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『お母さん、行ってくるね。』
母｢行ってらっしゃい。大丈夫よ。あなたはひとりじゃないわ！｣
『うん･･･ありがとう。』
｢お邪魔しました！｣
父｢侑くん、今度は遥輝も連れて銭湯行こうか！｣
｢ぜひ！よろしくお願いします！｣
遥輝｢じーじ、ばーば、ばいばいっ！｣
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いざ、この家のインターホンを押すとなると、手が震える。
｢大丈夫か？無理せんでええよ。｣
『ううん、大丈夫･･･。』
やっとの思いでインターホンを押した。
ドアの向こう側からは5年前と変わらないお義母さんの優しい声が聞こえた。
義母｢はぁーーい、ちょっと待ってください！｣
義母｢いらっ･･･しゃい。･･･あら、Aちゃん･･･｣
『おっ、お義母さん･･･お久しぶりです』
義母｢ほらー、入って！来てくれるの何年も待ってたんだから〜！｣
『えっ･･･？』
義母｢なーにしょげてんのよ笑 お父さんもあなたたちと会いたがってたのよ？｣
義父｢侑くん、だったよな。よろしく。｣
｢よ、よろしくお願いします･･･｣
義母｢立ち話もなんだし、上がって？｣
『お邪魔します･･･』
｢お邪魔します。｣
遥｢おじゃ、おじゃましますっ！｣
そういって、5年前とあまり変わってない部屋にあげてもらった。
『お義母さん、お義父さんっ、本当にごめんなさい。わたしっ、わたし！』
義母｢私たちの方こそ、ごめんね･･･あなたは遥輝を産んだばかりで、大変な時期に光輝が亡くなって。
そして、あなたに会いに行かなかった私たちを許してくれる？｣
『･･･っ、ごめ、んなさっ･･･いっ』
義父｢あーあー、もう泣かない！Aちゃんの顔を久しぶりに見れて嬉しかったよ。来てくれてありがとう。｣
｢ごめん、な、さいっ、ごめん･･･なさっ、い｣
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私たちにあった5年間の溝は簡単には埋まらないけど、こうしてまたお義母さんとお義父さんと話すことが出来て本当に良かった。
義母｢遥輝〜！大きくなったね！りんごジュースあるよ？飲む？｣
遥｢りっ、りんごジュース！！のみたい！･･･です｣
義母｢あら、ちゃんと敬語が使えるのね〜！でも、おばあちゃんとおじいちゃんには使わなくてもいいのよ？｣
遥｢ほんとに？｣
義母｢もちろんよ〜！｣
遥｢ありがとう！｣
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さくらもち - なんですか！天才ですか！宮くん最高です！ (2020年4月29日 17時) (
レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - ももたんの桃拾いさん» ありがとうございます！新作もあるのでよかったらこれからもよろしくお願いします！ (2020年4月28日 16時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
ももたんの桃拾い(プロフ) - むっちゃ感動しました！ティッシュ片手に持ちながら読ませてもらいました！これからも応援してます！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: 08a613338a (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - いちごアメさん» えぇ、感動してくださる人がいるなんて…ありがとうございます！ (2020年4月26日 12時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
いちごアメ(プロフ) - こんにちは！すごく泣きながら見させていただきました！！！持つ涙無しでは読めないです(笑)泣きすぎて目が痛いぐらいです(笑)応援してます！小説頑張ってください！！！ (2020年4月26日 4時) (レス) id: 067b8772b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2020年4月19日 13時
