隣の部屋のバレー選手【宮侑】

よん ページ4

･




｢遥輝のママが作るケーキは美味いなぁ。｣


遥｢でしょ！ママの作るおかしはセカイイチだもん！｣


『もー、はる。恥ずかしいから･･･/////』


遥｢えへへっ！あっ、みゃーさんは、なんのおしごとなの？｣


｢遥輝。よー聞いてくれた！みゃーさんはな、｣


遥｢みゃーさんは？｣


｢サラリーマンや！でもな、ただのサラリーマンじゃないねん。｣




目をきらきらさせる遥輝。




｢みゃーさん、こう見えてバレーボールの選手なんやで〜？｣


遥｢へぇー！だからこんなにムキムキなんだね！｣


｢せやでー？ほら、試しにぶらさがってみるか？｣




腕に遥輝をぶら下げてくるくると回る宮さん




遥｢キャハハッ！目まわった目まわった｣


｢どや、凄いやろ？｣


遥｢ママ、みゃーさん腕カチカチだよ！ママも触ってみて！｣




･･････ん？ママモサワッテミテ？




｢ええよー！俺、こう見えて人気選手なんやで？普通の女なら絶対触らせんけど、ケーキうますぎたから触らしたる！！｣


『でっ、では失礼します･･･』




モコっと腕から出ている筋肉を触る。




『すごっ、人間ってこんなんなるんだ』


｢やろやろ？凄いやろ？毎日鍛えとるもんな〜｣




ケーキを食べて会話しているうちに私と宮さんは敬語じゃなくなっていた。









『おじゃましました。』


遥｢みゃーさん、またこんど行ってもいい？｣


｢おん、もちろんや遥輝！｣


遥｢じゃああしたは！？｣


｢あー、遥輝ごめんな、明日から合宿があるんや｣


遥｢えぇー、いつかえってくるの？｣


｢1週間後や。夜に帰ってくるで！｣


遥｢じゃあごはんいっしょに食べようよみゃーさん！｣


『ちょっ、はる！』


｢俺はええけど、Aちゃん、ええ？｣




ううっ、2人ともそんなにキラキラした目で見ないでっ！！




『ご馳走作って待ってるから、ぜひ食べに来て？』


遥･侑｢｢やったぁぁぁあああああ！！｣｣




ハイタッチをキメるふたり


光輝が生きてたらこんな感じだったのかなって時々考えてしまう。




｢じゃあ、明日から頑張ってくるわ。｣


『うん、頑張ってね。』




そう言ってそれぞれの部屋へ戻った。

ご→←さん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す