じゅーご ページ15
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お店に入ると、さすが20時。人が沢山いた。
すぐに侑くんが予約の欄に名前を書いてくれて、椅子に座って順番が来るのを待った。
遥｢ママ、えほんとってきていい？｣
『いいよ！持っておいで！』
遥輝が絵本を取りに行った隙に、侑くんが私の隣の席に座った。
遥｢あっ！ぼくすわれないじゃん｣
｢座れるやん！遥輝の特等席！｣
そう言って、膝をバシバシたたく侑くん。
遥｢すわって、いいの？｣
目をキラキラさせて聞く遥輝。
｢いいに決まっとるやろ！ほら、はよ座り〜｣
遥｢ありがとう、みゃーさん！｣
｢礼はいらん。それ、なんの絵本や？｣
遥｢ミッケ！かくされたやつをさがすの｣
｢へぇー、遥輝は優しいだけやなくて、賢いのか。将来は総理大臣か！？｣
遥｢うーん、まだわかんない！｣
｢せやな、遥輝の好きなようにやればええさ！｣
ああ、どうしてこんな幸せなんだろ。
ただ侑くんが遥輝とにこにこして話してるだけなのに、すごく幸せ。
遥輝が言ってた通り、侑くんが遥輝のパパになってくれたら嬉しいのにな･･･。
〈3名様でお待ちの、宮様、いらっしゃいますか？〉
｢はーい、今行きます。｣
聞きなれない〈宮〉に少しだけ心がキュッとなった。
席に案内されるとすぐに侑くんの隣に座る遥輝
こっちこい！と言う侑くん
『ふふっ･･･笑』
｢え、なんかおかしかったか？｣
『んーん、こっちの話！』
｢なんやそれ〜気になるな〜｣
『いいから！笑 注文しよっか！』
遥｢僕このチーズハンバーグがいいっ｣
遥輝はおもちゃ付きのお子様セットを選んだ。
｢俺も決まったよ｣
『店員さん呼ぶね〜』
〈ご来店頂きまして、誠にありがとうございます。ご注文をどうぞ。〉
『えーっと、このお子様チーズハンバーグと、ハンバーグ＆ステーキセットと、和風ハンバーグをお願いします･･･って、あれ、もしかして今日席を譲ってくれた方ですか？』
顔を見た瞬間、思い出した。今日電車の中で席を譲ってくれた高校生の女の子だった
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たくさんの方に読んでいただいて、本当に嬉しいです！ありがとうございます。
お星様を赤く光らせるのが夢なので、沢山右の星を押してくださったら嬉しいです！
これからもよろしくお願いします！
Rain
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さくらもち - なんですか！天才ですか！宮くん最高です！ (2020年4月29日 17時) (
レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - ももたんの桃拾いさん» ありがとうございます！新作もあるのでよかったらこれからもよろしくお願いします！ (2020年4月28日 16時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
ももたんの桃拾い(プロフ) - むっちゃ感動しました！ティッシュ片手に持ちながら読ませてもらいました！これからも応援してます！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: 08a613338a (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - いちごアメさん» えぇ、感動してくださる人がいるなんて…ありがとうございます！ (2020年4月26日 12時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
いちごアメ(プロフ) - こんにちは！すごく泣きながら見させていただきました！！！持つ涙無しでは読めないです(笑)泣きすぎて目が痛いぐらいです(笑)応援してます！小説頑張ってください！！！ (2020年4月26日 4時) (レス) id: 067b8772b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2020年4月19日 13時
