12話 ページ12
Aはふと隊長の様子を伺った。そこには、3人をいっぺんに相手をする生き生きとしたゾムがいた。3人がゾムに向けてナイフを振るう。しかしそれは空を切った。
ゾ「ひひっ、残念」
ゾムは目にも留まらぬ速さで1人の隊員の裏を取り、背負い投げをした。盛大に床に叩きつける音がした。後2人だ。2人は絶えず追撃してくる。数では圧倒的不利なのに彼はそれを物ともせず華麗にいなしたのち1人に強烈な腹パンを食らわす。後1人になり1対1になった。ゾムは来いよと言わんばかりに指をくいくいと動かし隊員を挑発した。隊員は負けじと迎撃してきた。そんな単調な攻撃など隊長に通るはずもなく、手首と首根っこを掴まれ隊員は思いっきり地面へと押し付けられた。
ゾ「まだまだ、訓練が必要やな。言っておくが俺に勝とうなんて100年早いかんな」
圧倒的力の差を改めてゾムは隊員に見せつけた。また、それを見ていたAもこの圧が凄まじい事を感じとっていた。ゾムは手合わせした3人の隊員に丁寧なアドバイスをしていた。
訓練が終わった後、隊員が全員帰った事を確認し訓練室を閉めようと思ったAは後ろからゾムに呼び止められた。なんでしょうと振り向くとゾムは言った。
ゾ「今度の休みなんか予定あるか?」
『今週?特には何もないけど……』
ゾ「そんなら、一緒に街に行かへん?」
急なデート?のお誘いにAは少し驚いた。この前に敬語を使うなと言われ未だにぎこちなく喋ってしまうのは大目に見てほしい。断る理由もないのでAはその約束に了承した。すると、ゾムはぱあっと笑みを浮かべ目を輝かせた。
ゾ「じゃあ、俺迎えに行くから待っとってな」
『う、うん。わかった』
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雪だるま(プロフ) - 傘お化けさん» コメントありがとうございます!ゾムさんは推しますよもうしんどい。続編、新作を待っていただける読者さんの声を聞けて大変嬉しい限りです。長い間待たせるかもしれませんが新しい作品が作れるよう努めてまいります。最後までお付き合いありがとうございました!! (2018年7月19日 23時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
傘お化け(プロフ) - コメント失礼します!私もゾムニキ最推しでゾムのお話ばっかり書いています。完結、おめでとうございます!続編が出たら読ませていただきます!もちろん、新作の場合も読みます!これからも頑張ってください (2018年7月19日 23時) (レス) id: 4b6ec1c8eb (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま(プロフ) - ぺんぺけさん» コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて大変励みになります!毎日投稿頑張るんで楽しみにしててください。 (2018年7月3日 11時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - コメント失礼します。夢主さんとzmさんの関係いいですね!好きです、これからも頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 84b17b0d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪だるま | 作成日時:2018年6月24日 1時