遊園地デート ページ35
ある日、食堂に向かうAは使用人の者から頂いた遊園地のパンフレットを眺めていた。我々国に遊園地が建つらしくもうすぐ建築が終わるらしい。場所はこの基地から車で１時間くらいの所にあるらしい。パンフレットにはジェットコースターや観覧車、メリーゴーランドの写真が載っていた。もちろんAはどれも乗ったことがない。
『行ってみたいな』
ぽつり呟いた。
ゾ「なんなら、行くか？俺と」
突如、背後からゾムの声がした。普通ならびっくりするだろうが彼女はもう慣れたらしく何事もなかったかのように振り返る。ゾムは彼女の頭に顎を乗せてパンフレットを見る。
『もう少しで建つらしいんだけど。最初のうちは混みそうじゃない？』
ゾ「まぁ、せやなぁ」
『だから、また今度にしよう』
混んでる場所はあまり好まないAは適当に理由をつけて断った。行きたいのは山々だが最近は仕事が忙しい時期だ。休みは家でのんびりしたいらしい。
ゾ「そっか、残念」
そして月日が過ぎ遊園地がオープンする前日になった頃だった。その日はちょうど休日でAは家でのんびりしていた。なんとなく外の様子を見ようと窓を見たらゾムがいた。
『え？』
窓の向こうではひらひらと手を振るゾム。いやいやおかしいだろ。何故そこにいる。ゾムは口パクで「開けて」と言っているようだ。仕方なくAは窓を開けた。
『なんの用？』
ゾ「今日予定入っとる？」
『特にないけど……』
ゾ「じゃあ、俺について来て」
仕方なくAはついて行くことにした。準備するから外で待っててとゾムに言う。財布などをバックに入れ出かける服に着替えようとしたが。
『外で待っててって言ったんだけど』
ゾ「せやな」
ゾムは未だに窓の冊子に居座っている。
『あの、着替えたいんだけど』
ゾ「ん？どうぞ」
『せめて向こう向いててくれませんかねぇ』
ゾ「彼氏やからええやん」
『あなたは良くても私はダメなの！』
ゾ「えぇ〜〜〜、やっとAの下着見れ、
ぶっっ！！」
ゾムがうだうだ言っていると先程財布などを入れたバックが彼の顔にクリーンヒットした。ゾムはそのまま落ちた。Aのいる宿舎は2階だったため身軽なゾムが大きな怪我をすることはなかった。
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雪だるま(プロフ) - 傘お化けさん» コメントありがとうございます！ゾムさんは推しますよもうしんどい。続編、新作を待っていただける読者さんの声を聞けて大変嬉しい限りです。長い間待たせるかもしれませんが新しい作品が作れるよう努めてまいります。最後までお付き合いありがとうございました！！ (2018年7月19日 23時) (
レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
傘お化け(プロフ) - コメント失礼します！私もゾムニキ最推しでゾムのお話ばっかり書いています。完結、おめでとうございます！続編が出たら読ませていただきます！もちろん、新作の場合も読みます！これからも頑張ってください (2018年7月19日 23時) (レス) id: 4b6ec1c8eb (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま(プロフ) - ぺんぺけさん» コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて大変励みになります！毎日投稿頑張るんで楽しみにしててください。 (2018年7月3日 11時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - コメント失礼します。夢主さんとzｍさんの関係いいですね！好きです、これからも頑張ってください！ (2018年6月30日 12時) (レス) id: 84b17b0d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪だるま | 作成日時：2018年6月24日 1時
