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簡潔に言えば、とても華麗だった。
踊るように男の人たちを倒す姿を見て、心が踊るような気持ちになったのは言うまでもない。
ただ、その姿を見ていて、疑問が浮かんでいた。
『……本当に、男の人達は皆非道なの？』
男「…クソっ、こうなったら」
一郎「…？…ｯ!!おい、逃げろ!!」
『えっ？…ｷｬｯ!!』
男の一人があたしに掴みかかり、右腕を捻りあげた。
『…い、たい…痛い!!…離して!!』
男「うるせえ!!…おい、コイツがどーなってもイイのか!?」
そう言ってあたしの頬にナイフを近づけた。
一郎「…ｯ」
男「…ﾊﾊｯ、何も出来ねぇだろ。このまま倒されてくれよ」
『…』
そこで、あたしはあることに気がついた。
『…ねぇ、』
男「あ"？んだよ」
『………後ろ、ちゃんと確認した？』
男「…後ろ？…う"ぎゃｯ!!」
と、背中に衝撃が来た瞬間あたしの右腕が緩んだので、あたしはそこから飛び退いた。
そこには、白目を向いて伸びてる男と、勝ち誇ったように笑ってる空却が居た。
一郎「…たく、今回はさすがにヒヤヒヤしたぞ？」
空却「まぁ、良いだろ？此奴も無事だし」
そう言って、二人はあたしに近づいてきた。
一郎「怪我ねぇか？」
『…大丈夫』
空却「…？」
一郎「家まで送る、お前ん家どこだ？」
『…渋谷』
そう言えば、一郎は目を開いた。
一郎「そんな所から池袋まで来たのか？ここは危ねぇぞ？なら尚更送ってく。なぁ空却」
空却「……ん？あー、おう」
一郎「…？どうした、空却」
空却「…お前、名前は？」
『……』
あたしは悩んだ。
この人達から、協力な精神力を感じる。
この先のことも考えて、"魅奈"という名前を名乗るわけにはいかない。
……どうしたものか、姉妹達の名前を名乗るのも…
＿＿＿＿＿＿＿…姉妹？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿…兄妹？
一郎「…？…ねえのか？」
『……飴村』
空却「…ほぅ」
『……飴村です。名前は、ちょっと……初対面だし』
一郎「…飴村だな。じゃあ、駅まで行こうぜ」
そう言って、あたし達は路地を抜けて駅に向かった。
しばらく歩きながら、一郎君達は自己紹介してくれた。
二人とも15歳だそうだ。
あたしも歳を言うと「え"っ、年上!?」と一郎君にめっちゃ驚かれた。
そんな中でも、空却君はずっとあたしを見ていた。
＿＿＿＿＿＿あたしの何かを、見透かしているように
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さくら海(プロフ) - みんさん» ありがとうございます！！！頑張ります！！！ (2020年5月31日 11時) (
レス) id: eba3e9a097 (このIDを非表示/違反報告)
みん - んぁぁぁぁぁぁぁぁめっちゃいい話！！感動しちゃいますぅ……更新楽しみにしてます！！！頑張ってください(*´∀｀*) (2020年5月16日 2時) (レス) id: a7a20ec0a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら海 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuraitkn1/
作成日時：2020年3月2日 12時
