31 ページ33
澤村side
「それではお先に失礼します!」
学校へ帰り、武田先生の話を聞いてからAは急ぎ足で帰っていった。
帰り道。
「スガ、大丈夫か?」
「……わかんないけど、ショックは受けてる」
「だよな、まさかあの及川とはな」
「しかも中学からで遠距離してまで離さないって、
よっぽどAのこと好きだべ。
じゃなきゃ、とっくに別れてる。」
「それで、ほぼ半同棲状態ってことだろ?
………うわあー、俺勝ち目ない!」
スガは、なんかやべえ!実感してきた!やだ!と言いながら自分の髪の毛をぐしゃぐしゃにしていた。
俺もAが1番仲良いのはスガだし、スガのことが好きなんだと思っていた。
正直、なんて声をかけていいかわからなかった。
「まあさ!今諦められたって好きな人絶対出来ないし……このまま好きでいてもいいと思う?」
「ああ、いいんじゃないか」
「だよな!ありがとう!大地!」
大事な友人だからこそ傷ついてほしくはないが、こうやって前向きに捉えられるお前を俺は、心からすげえと思うよ。
*
「そういえばなんで影山は烏野にいるんだっけ?」
確かにここまでの実力を持っていれば、もっと強いところへと行けたはずだ。
「……落ちました。白鳥沢」
「「「落ちた!?」」」
「推薦こなかったし、一般で受けて試験意味不明でした。」
「確かにあそこは一般だと超難関だもんな」
王様勉強は大したことないんだねと煽る月島に舌打ちをする影山。
「でもなんで烏野!?」
「引退した"烏養監督"が戻ってくるって聞いたから」
無名だった烏野を春高の全国大会まで導いた名将。
烏野の烏養と言う名前が有名な時代があった。
「2・3年は去年少しだけ指導受けたけど、すげえスパルタだったぞ……ってなんで羨ましそうなんだよ」
目を輝かせてこちらを見てくる日向影山に苦笑いをし、今日の感想を各々が述べていた。
「………今の烏野には根本的にメンバーが足りてないんだ」
「守備の要の"リベロ"と1人で3枚ブロックと勝負できる"エース"、そして監督とかコーチ……」
「いるんだ、リベロも。エースも一応」
「また皆が揃ってそこに1年の新勢力も加わって、その戦力ちゃんと全部繋げたら……」
「夏のIH、全国が現実に掴めるものにきっとなる」
.
1607人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - つーぼさん» コメントありがとうございます!!予想大正解です!これからも色々予想しながら楽しんでもらえるように頑張って書いていきます! (2020年8月12日 17時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - この展開好きすぎる私予想が着いた1年間東京にいた私は音駒の誰かと知り合いです。的なやつぅ?! (2020年8月12日 8時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!!楽しんでいただけるようなお話書けるように頑張ります! (2020年8月11日 17時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 更新楽しみにしてます、!! (2020年8月11日 15時) (レス) id: 807814b20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 一樺さん» わあ!嬉しい!!ありがとうございます! (2020年8月11日 13時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2020年8月2日 23時