沖「好きでさぁ、今も昔も……なんて言えるかばーか///」

じゅうわっ ページ11

いつもなんだかんだで何もなくて


『男は好きな異性の話はまっすぐ目を見て聞く』なんて聞いてからは

そんなんで気持ちがばれるわけもないのに目も見れなくなっちまって


そんなんなのに

あの日は何かが違った


貴方「…総悟」

沖田「なんでさぁ」

貴方「…なんでも」


俺も、あいつも




俺は気が付いたらあいつを抱きしめていた


貴方「な、なに！？」

沖田「黙れ彼女」

貴方「うるさい…彼氏」









貴方「私たち恋人…でいいの？」

沖田「んなのずっと前からだろｗ」

貴方「そうだったね」


日が暮れて

ばいばいが近づいても心が満たされなかった



いつもは

今日はAと会えて楽しかった

…なんて、満たされていたのに







沖田「キスしよ」

貴方「…だぁめ」

沖田「やっぱりか」



貴方「結婚式の日ねｗ」

沖田「お、う」





俺の「片思い」が「独占欲」に変わったのも

ほしいものが「Aという彼女」から「Aのファーストキス」に変わったのも



すべてあの夕暮れとともに俺の記憶に焼き付いて消えない

終わり ログインすれば
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