検索窓
今日:15 hit、昨日:20 hit、合計:242,902 hit

4-10 ページ10

流星side




流「横山先生!」




Aと別れた後、急いで横山先生たちがいる校舎に向かった。




横「藤井先生!」




横山先生はかなり驚いた顔をしていた。




流「なにしてるすか?」

生徒1「いや、これは!」

生徒2「先生は悪くないんです!」

生徒3「わたしたちが頼んでやったことなんです!」

流「え?」

『流星!』




そこにちょうど、みんながきた。




濱「横山先生?!」

生徒4「横山先生を責めないでください!」

重「は?どーゆーことやねん。』




全員が、状況を理解できなかったとき。




横山先生が口を開いた。





横「実はな、みんな親御さんに問題がある生徒やねん。」

『え?』

横「みんな、受験勉強がんばってるやん?



一番最初に消えた原田は、親御さんがお医者さんでな、学年一位やない時はひどく原田に当たるねん。

二番目に消えた加藤は、スポーツ推薦の予定やってんけど、頑張りすぎて肩壊してもーた。
勉強が苦手やからさ、今から勉強しても志望校の学力までには到底追いつけん。
それからの親御さんは弟に全部愛情を注ぐようになって、家に居場所がない。」

『え、それで消えるって・・・消える前にぬなんかあったでしょ!』

横「みんなそれぞれの理由があって家に居場所がないねん。

何度か面談しようと思って家庭訪問もしたけどあってももらわれへん。」

望「それで消えたってこと?」

生徒5「横山先生は、わたしたちのためにいっぱい努力してくれた。



ほんまはわたし死ぬつもりやってん。」

『え・・・?』

生徒5「そんなわたしたちを助けてくれたのが横山先生やってん!

やから!わたしたちのことはほっといてほしい!」

淳「あかん。


どんな理由があろうとも、横山先生がやったことは教師として、大人としてやったらあかんことになる。



でも、もし居場所がないなら。




俺たちがお前らの居場所を作る。」

生徒2「は?どーゆーこと?」

淳「昔から、お前らみたいな生徒は絶対におってん。


それでな、俺の知り合いがそういった子供達を見てくれる施設の園長をやってんねん。」

濱「でも、ちゃんと親御さんとは話し合わんとあかんから、そのサポートもしてくれる。」

桐「みーんな、悩んでるなら今からそこいこか!

おいしいごはん作ってくれるおばちゃんおんねん!」

淳「その代わり、親御さんには一回連絡させてもらう。ええな?」



淳太くんはそういって、生徒たちをなだめた。

4-11→←4-9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (126 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
454人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yusei(プロフ) - もちろん読ませてもらいます! のろのろ更新でも大丈夫です笑 作者さんのペースで頑張ってください! (2016年6月11日 23時) (レス) id: 8f9f07ecbf (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - yuseiさん» そういっていただけてうれしいです!いつ終わるかもこの先も特になにも決まってないので、これからものろのろ更新すると思いますがよかったらまた読んでください★ (2016年6月9日 19時) (レス) id: 904cb723fa (このIDを非表示/違反報告)
yusei(プロフ) - いつも読ませてもらってます。家に帰ったら読むというのが習慣になってます。これからも頑張ってください!応援してます!!   (2016年6月9日 18時) (レス) id: a0b5d99bb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りこ | 作成日時:2016年6月3日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。