BTS 僕らのたった一人のヌナ (ページ40)

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私とユンギの深夜の会議ページ40

ゲームを思う存分楽しんで

ゲーム機を返しに来た時

SG「おい、A…時間あるか？」

『追加料金が発生しますけどもいいですか？』

SG「ふざけんな…結構マジな話…」

『ごめん笑…いいよ？なになに？』

そういうとユンギは座っていた椅子から立ち上がり

SG「作業室行くぞ…」

そう言いながら部屋のドアを出て行くため

慌ててついていった

作業室に入ってから

私はソファーに座ると

SG「こっち…」

そういってパソコンの方に手招きされる

ユンギの隣に座りパソコンを覗くと

そこには8曲の曲が収録されたフォルダがあった

『なに？次のアルバムの曲リスト？』

SG「…聴くか？」

『うん！』

そう返事をするとユンギはすぐに音楽を流し始めた

どのくらいだったのだろう

8曲全てを聴き終えた時には

もう夜の23時ごろだった

SG「どう？」

『いいと思うけど…なんかみんなで歌うには複雑なメロディーラインが多いのね』

SG「あーAが主体でそれぞれメンバーとコラボする曲だからな」

『…………は？』

SG「ちなみに最後はAのソロ曲な」

『えーっと…なにも聞いてないんだけど…』

SG「Aの誕生日に発売するアルバムだからな」

『え、それって…あと1ヶ月後じゃん！』

SG「俺からのプレゼント…最高だろ？」

『事務所は…？』

SG「新しい試みと新しいAとメンバーを魅せられるなら大賛成だと」

『今までで一番すごいプレゼントだわ！』

SG「だろうな…ちなみにメンバーも承知済み」

『仕事が早いですなぁ』

SG「さらにこの曲に歌詞書くのお前な」

『え？8曲全て！？』

SG「最後のAのソロ曲は俺が歌詞書く」

『私…毎日徹夜だね』

そういうとユンギは笑いながら

SG「いつでも付き合ってやるよ」

そんな姿に少しドキッとした

がしかし

手渡された紙には

メンバーとの恋をイメージした歌詞を

それぞれ書くこと

アルバムのタイトルは決まっていて

Only love

あぁ…

ユンギにはめられた

これは大変な仕事になりそうだ

SG「じゃあ悩んだら言えよ」

そういうとユンギは私のソロ曲の歌詞を

考え始めるのであろう

メガネをかける姿を横目に

私は走ってその部屋を出たのだった