突然ビビジレント ページ41
突然現れたアル・アジーム君とバイパー君の3人で少し話しをしていた所
バイ「カリム様、お父上様がお呼びです」
カリ「親父が?分かった!」
バイ「ジャミル、カリム様の付き添いは私がやるからアヴェマリアさんにお茶をご用意しなさい」
ジャ「分かった」
アル・アジーム君がまたなっと手を振り部屋を後にする
バイパー君も席を立ち部屋に付いてる簡易キッチンに向かう
ジャ「お茶です、どうぞ」
ルデヤ「ありがとうございます」
お茶を飲むふりをしてバイパー君と向き合う
そして
ルデヤ「そんなに殺気だたなくても何もしませんよ」
ジャ「……気の所為では?」
眉をひくりと微かに動かしあくまでも冷静を装う
ルデヤ「確かに殺気はそこまで強く感じないけど職業柄上、そこまで鈍くないんだよ」
随分熱心な従者様だねと不敵っぽく笑うとバイパー君は警戒心を剥き出しに構える
ジャ「成程……噂通りアヴェマリア家はアサシン一家だったんだな、だがお茶には麻痺毒を仕込んでいる変な真似をしたら直ぐに倒すぞ」
ルデヤ「3つ訂正してもいい?」
席をゆっくりと立ちお茶を片手にバイパー君に近づく
ルデヤ「1つ、暗殺業の方は廃業気味だよ、2つ」
お茶をバイパー君に見えるように傾ける
それを見てバイパー君は少し顔色を変える
ルデヤ「私は飲むふりをした」
3つと言いお茶を飲み干す
その様子に今度は驚いた声を上げ目を見開く
ルデヤ「……3つ目……こんな毒じゃ私に効かない職業柄、対毒性を身に付けたからね」
ご馳走様と言いバイパー君に飲み干したコップを渡す
ルデヤ「それと……着替えたいから少しの間部屋から出てもらってもいい?」
ジャ「……妙な真似をしたら本当に倒すからな」
一瞥し部屋の外に出て行くバイパー君を見送り改めてシャツを着替え用意したカーディガンを羽織る
勿論、性別なんて分からないような格好だよ
サイドポーチを用意しそこに商談する時の必需品、仕事用タブレットと残りスペースに入る程度のサンプル用品を詰め込む
ルデヤ「よし、終わり!」
カリ「ルデヤ!入るぞ!」
ジャ「馬鹿!ノックしろ!」
と勢いよくまた扉が開く
陽葵のように弾けた笑顔を見せるアル・アジーム君とやれやれと溜息をつくバイパー君
カリ「親父から伝言だ、そろそろ会場に来てくれって」
ルデヤ「……分かりました……」
眩しいな……アル・アジーム君……
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aikattse(プロフ) - うさもちさん» ありがとうございます!!ゆっくり更新ですが暖かい目で見守っていただけると嬉しいです!応援、ありがとうございます!! (2020年11月15日 20時) (レス) id: dd8db54d65 (このIDを非表示/違反報告)
うさもち - コメント失礼します。とても面白いです!すごく話の続きが気になります!更新頑張ってください! (2020年11月6日 9時) (レス) id: dcb002d364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aikattse | 作者ホームページ:http://kattse0624.
作成日時:2020年9月21日 0時