辛党姫とちょっと残念な7人の小人【BTS】 (ページ14)

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今日は珍しく朝から1人での仕事だった。
マネオンニに連れてこられたのはテレビ局。
打ち合わせに来ていた。

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ｽﾀｯﾌ「おはようございます、早朝からすいません」

『おはようございます、いえいえ』

スタッフさんと初めて会う方が来て、打ち合わせが始まったのだが、、、

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『ドラマのヒロインですか！？私が！？』

いやいやいや、待ってくれよ。
私は女優じゃないし、そもそも日本人だ。
長く韓国にいると言っても、まだわからない言葉だってある。なのになぜ私がドラマに？？しかも何故主人公？？
スタッフと一緒に来たのはそのドラマの脚本家だった。

脚本家「イメージがAさんピッタリなんです！演技が不安でしたら、レッスンすれば大丈夫ですし、お願いできないでしょうか」

『そう言われましても…』

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「この方、韓国では超有名な脚本家よ。この方の作品は毎回視聴率が高いの。出たらきっとBTSの宣伝にもなるし、あなたを認める人が増えるわ」

このマネオンニの耳打ちで私は引き受けることにしたのだが、台本をもらって驚いた。
私の出演するドラマは恋愛もので、相手役が好きな俳優イ・ソンユンさん(架空)だったのだ。

韓国ドラマと言えばキスシーンが多い。
嫌な予感がして慌てて台本をめくっていると、
キスシーンが沢山あることを知った。

あれ、私キスしたことあったっけ…？
記憶にないような、、

スタッフ「それでは1週間後また連絡します。よろしくお願いします」

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スタッフと脚本家が出ていってオンニに相談した。だけどオンニは冷たく「え、嘘。ファーストキスまだとか小学生以下すぎる」なんて言ってきた。

まぁ、なんとかなるよね。
そう思うことにして、今度はメンバーの待つテレビ局に向かった。