この国を支えていたのは彼等の嫌いな人でした。【d!】

最高の努め ページ7

Aside

今日は実行日当日。
正直死ぬのはちょっと怖い。
けど、それで国が救われるなら、
私は何度でも命を捨てる。
それが軍人として最高の努め。

よし、行こう。


　さよなら、私の大好きなお城
『さよなら、私の大好きなお城』

最初にお城に来たときは、お城って
近くでみるとこんなに
大きいんだなって思ったな。


　さよなら、私の大好きな仲間
『さよなら、私の大好きな仲間』

笑ってた君たちが大好きだったよ。
でも、いつしか笑ってくれなくなったね。
グルッペン様、トントン様、オスマン様、
ひとらんらん様、エーミール様、コネシマ様、
シャオロン様、ロボロ様、ゾム様、鬱様、
しんぺい神様、兄様、ショッピ様、チーノ様。

私は、最後まで貴方達を想います。


　さよなら、私の大好きな国
『さよなら、私の………大好きな…国』

城下町も、城も、人々も、全てが好きだった。



私はガスマスクとフードをとった。
一筋の涙が頬をつたった。

行かなきゃ。



私は我々国を去った。

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