【文スト】好きですが 好きですか？

うーん、一緒にいれば？ ページ21

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「……Aの中也に対する感情を引き出せば
良いと云う事かえ？」



『んー………まぁ、そうです。
はッ、姐様もしや何か秘策があるのですか？』



「…………無いのう。」








がくり、と項垂れます。


そうですよね。
逆ならまだしも、そんな簡単にいきませんよね。









「まず、ずっと一緒にいれば？」



『………はい？』



「だって、一緒にいればちゅーやがキモいとか
ウザいとか、何か感じるんじゃない？
そしたら、Aの気持ちも分かるわよ！」







真剣な目のエリス嬢。


……キモいとかウザいとか、負の感情ばかりなのがアレですが、一理あるかもしれません。









『……あッ、でも中也は今、高熱でダウンしてるんでした………。』



「じゃあ、看病すればいいじゃない！」



『幹部命令で「絶対来るな」と言われました。』









幹部命令で無くとも、中也の元に行けません。

旦那が来るな、と言ったのならば、それに従うのが嫁の道理です。




……村のお婆ちゃまがよく言ってましたねぇ








「では、幹部命令じゃぞ、A。
今から中原幹部を付きっきりで看病せい。
治るまで戻るでないぞ？」



『え"、いやでも中也は……』



「幹部命令、じゃぞ？」



『リョウカイイタシマシタ』







姐様、目が据わってます

………、この野郎め→←さて、姐様相談室じゃぞ

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