31 ページ31
.
玉「ひろーっ、お風呂入るよ!」
裕「ぁーいっ」
.
あの後、俺はすぐに退院した。
わったーの所に裕音を迎えにいくと
裕音は珍しく大泣きして抱きついてきた。
横「ヒロちゃん、俺らの前では平然としてたけど
夜1人で泣いてることが多かったよ。」
藤「多分、パパまでいなくなっちゃうって
不安に思ってたんじゃないかな。」
わったーとガヤがそう言った。
.
あれから、裕音は素直に甘えてくるようになった。
初めて会った時から1人で入らせていたお風呂も
本当は1人で入ったことがなかったみたいで
初めて一緒に入った時なんて…
裕音の斬新な洗い方に衝撃を受けたもんだ。
裕「ぱぱ、あしたはぱすた!」
玉「いいよ〜、どんなパスタにしよっか?」
夜遅くまで入れてた仕事も
裕音とご飯を食べるために減らしてもらった。
なるべく裕音と一緒にいたいし
裕音の保育園での話を聞いてあげたかったから。
玉「おやすみ、ひろ」
裕「………すぅ…すぅ」
.
仕事中心だった俺の生活は
裕音の一色に染まっていった。
テレビに出る機会も減ったし
そもそもメディアに出ることが減った。
きっと前の俺なら
皆を引っ張らなきゃ、もっと頑張らなきゃって
すっごい焦ってたと思うけど…
今は全く、今の生活に抵抗がない。
でもそれでいい。
.
俺はちゃんとした親になる。
.
1183人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
僕 - この短編集作って欲しいです (2020年1月26日 13時) (レス) id: 4dd29c1c3e (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴ(プロフ) - 1話読み切りだから寝る前に少し読もう〜と思ったのが間違えでした…号泣してしまいました…。明日目が腫れないか心配です。それほどに号泣してしまいました。少し前のお話ですが、ぜひ続編が見たいです。このお話に出会えてよかったです!また読み返したいと思います! (2019年9月22日 1時) (レス) id: 164f02b943 (このIDを非表示/違反報告)
もっちさん - 玉ちゃんの完成おめでとうございます、ほっこりしました。パパぷりにぃ、また次も頑張って下さい。次も応援していますよ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 46a57710d1 (このIDを非表示/違反報告)
玉森ゆみ - 続編みたいです (2017年6月17日 23時) (レス) id: cbf648f796 (このIDを非表示/違反報告)
のんたま - 完結おめでとうございます! すごく楽しませて頂いました。本当にありがとうございました! これからも頑張って下さい!!!!! 応援してます 続編も出ちゃったりしちゃったら幸せです... (2017年6月15日 22時) (レス) id: 65ba3f2e51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:裕莉 | 作成日時:2017年3月12日 17時